「前の病院ではどんなことをしていましたか」
この質問の意図は、「即戦力になるか」と「能力」を確認することです。中途の採用では、即戦力を期待しているところも少なくありません。また、どのような経験をしてきたかを把握することで、看護師としての能力や人材を見極める材料のひとつとなります。
答え方のポイントは、簡潔にわかりやすくまとめることです。どんな看護をしてきたのか、どんな業務をしてきたのか、どんな役割を担ってきたのかなどを簡潔にまとめます。条件決めのときにチェックシート(2.条件決め)を作成した方は、それを参考にすると良いでしょう。
プラスアルファの考え方として、「転職先の病院で今までの経験がどう活かせるか」という視点をもつと、よりアピールしやすくなります。まったく異なる分野に転職する場合でも、必ず活かせる部分はありますから、活かせる部分は中心的に述べると良いでしょう。しかし、実際に答えるとき、どう活かせるかを詳しく述べてしまうと、質問の意図とはずれてしまうので、あくまで「今までの経験をどう述べるか」という視点を忘れないように注意しましょう。
また、面接官から「当院では○○の業務が多いのですが、抵抗はありませんか」や「○○の業務はできますか」など、追加で質問をされることがあります。自分ができる業務、できないが今後努力していきたい業務などは正直に話しましょう。