慢性心不全看護認定看護師は、慢性心不全を患う患者さんに対し、急性憎悪を繰り返す病的特徴を踏まえ、患者さん自身の病状の自己管理能力の向上を目指して教育・指導を行ったり、障害された身体機能の回復を目指し、心不全憎悪の回避、予防を行ったりします。
慢性心不全看護認定看護師の受験資格は、認定看護師の基本的な資格要項の他に、
・通算3年以上、心不全患者の多い病棟での看護実績を有すること(その間、外来、在宅ケア分門での看護実績を含んでよい)。
・心不全の増悪期から回復期にある患者の看護を5例以上担当した実績を有すること。
・現在、心不全患者の多い循環器系病棟或いは外来、在宅ケア部門で勤務していることが望ましい。
といった条件が挙げられています。
もし既に受験資格を満たしているのであれば、是非受験を目指す事をおすすめします。給与的にも手当がついてアップする事が多いですし、そうなればやり甲斐も増えます。ただ、受験資格を満たしていても、6ヶ月間の教育課程の受講をしなければなりません。その間の期間は勉強に集中しなくてはならないので、仕事をする事ができません。
職場によっては資格取得に向け金銭的な援助をしてくれる施設や病院もあります。どうせ働くなら、認定看護師を持っている同僚や先輩が既にいるような、資格取得に協力的な職場の方がいいですよね。
もし今転職を考えるような環境いて、迷っているのであれば、一度転職エージェントに登録して、相談窓口等がある場合、直接状況を相談してみる事をおすすめします。別にまだ転職を検討中の段階で、もしかしたらこのまま今の職場で働き続けるかもしれないという場合でも、転職エージェントは快く相談に乗ってくれます。そのものずばり資格取得に金銭的援助があるのかどうか等をエージェントの担当者が聞いてくれるサービスを行なっているエージェント等もあります。是非、悩んで立ちすくむのではなく、エージェントを比較検討して一歩転職活動に踏み出して下さい。