感染管理認定看護師は、簡単に言うと院内感染に関するスペシャリストです。
業務内容としては、保険医療施設においての院内感染の予防や、感染予防管理に関する教育、指導です。具体的には、院内感染の監視や調査、感染対策や感染防止のマニュアル作成、院内を見回るラウンドなどを行います。資格の取得により、広く院内感染に関して知識を得ることができますので、病院以外にも活躍の場は広がります。
また感染管理認定看護師はコミュニケーション能力やリーダーシップ能力の高さが求められます。何故なら保険医療施設で、医師や他の看護師、他の医療職等含め医療チームを組んで感染管理を行なっていくためです。
資格の取得条件としては、
・通算3年以上感染管理に関わる活動実績がある
・院内感染サーベイランス・感染管理コンサルテーション・感染管理教育・マニュアル作成・職業感染防止活動の中からいずれかを担当した経験を有することが必要となってきます。
認定看護師を取得する場合の教育課程を受けている間は、ほぼ働く事ができませんので、働いている病院側の協力が必要になってきます。
もし今感染管理認定看護師の資格を取得する事を視野に入れているなら、就業先の病院が資格取得に協力的であるかどうかは重要なキーポイントになってきます。
給料への反映は、手当がつく場合が多いですが、資格取得によって基本給がぐっと上がるといった事はあまり無いようです。しかし、資格を取得していく道のりで、よりその看護分野における知識や技術が向上しますし、転職する際の待遇や役職も資格があると更に良い条件を用意してもらえる場合があります。
もし今看護師転職を考えているのなら、転職エージェントを利用する事をおすすめします。エージェントによっては金銭的な待遇の交渉までアドバイザーが代わりに行なってくれる場合がありますので、気持が楽なので、そのようなエージェントを利用する事もおすすめします。