現代社会は、高齢出産が多くなってきた事もあり、不妊に悩むカップルも非常に増えてきています。
不妊症看護認定看護師は不妊症に関する看護のプロフェッショナルです。この資格を取得すると、通常の看護師資格プラスアルファーの不妊症における看護を行う事ができるようになります。不妊症看護認定看護師は、ただ不妊症に関する情報提供を行ったり、不妊患者に携わる看護師の指導等を行うだけではなく、不妊症で悩むカップルの心のケアまで行う技術を持つ事が求められます。不妊で悩むカップルの悩みは深いものです。また、不妊症看護認定看護師は不妊カップルの懐妊後の妊娠期・産褥期のケアも行います。
資格取得の条件としては、認定看護師の基本的な受験資格の条件をクリアした上に
・通算3年以上不妊患者の多い病棟または外来での看護経験を有すること
・不妊患者の看護を通算5例以上経験していること
が必要となってきます。
産婦人科や不妊専門の病院等で働く場合、不妊症看護認定看護師の取得を視野に入れる事は非常に良い事ではないでしょうか。
この資格を持つことで知識も深まり、他の看護師への不妊治療に関する知識の指導を行う事もできるようになりますし、管理職等、特に上の役職を目指す人にも持って来いの資格だと思われます。
もし転職を考えていて、不妊症に関わる看護の仕事に就きたいと考えているけれど産婦人科や不妊症クリニックでの就業が未経験で不安という場合でも、転職エージェントを利用して転職活動を行えば、ブランクや未経験可の産婦人科や不妊症クリニックを紹介してもらう事が可能です。エージェントによっては、多数の非公開求人(一般に、転職求人雑誌や転職サイトで様々な理由により公開されていない求人)を持っている所も多いのですので、もし非公開求人に興味があるのであれば、非公開求人を売りにしているエージェントを選ぶのも良いでしょう。
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