専門看護師が担う看護分野とは
看護師の国家資格免許を持っていると、そこから更に、保健師、助産師、認定看護師、専門看護師といった関連資格の取得を目指すことができます。ここではその看護師の関連資格のうちの専門看護師についてご紹介します。
専門看護師とは、ある特定の看護分野において、熟練した看護活動を行うことができる人、または、看護師や看護に携わる看護職員に対する悩み相談やアドバイス、精神的なケアなどを行うことができる人のことをいいます。他には、看護師、看護職に携わる人たちに対する教育や指導、医療を行うための組織が円滑に活動できるための調整や全体のまとめ役、病院で生活する患者さ んやその家族に対する権利を守る役割り、患者さんやその家族の悩みや相談に応じ、解決に導くための倫理調整、そして、看護師として、より高い技術を身につ けるための研究などが専門看護師の業務内容にあたります。
専門看護師の業務として特定されている看護分野には、がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援の10の分野が、日本看護協会によって定められています。
専門看護師を目指すには、まず、看護師、保健師、助産師のうちのどれかの国家資格免許を取得している必要があります。そして、そのいずれかの資格免許を 取得した後に、その業務の5年以上の実務経験が条件になります。さらに、その5年の実務経験のうち、3年は専門看護師の特定の看護分野に絞った実務経験で ある必要があります。
専門看護師一覧
■ 地域看護専門看護師 ■ 慢性疾患看護専門看護師
■ 老人看護専門看護師 ■ 感染症看護専門看護師
■ 在宅看護専門看護師