■my駆血帯で適度な駆血を!
では、駆血時の力の入れ加減はどのように調整すれば良いのでしょうか?
きつくしたいときはより締まるように、緩めたいときはソフトに・・・といっても、患者さんによって腕の太さも違うし、力加減ってなかなか難しいですよね。
加えて、病棟など職場においてある駆血帯によっては、長年使いこまれてゴムがのびきっているものも。ゴムの伸びた状態の駆血帯では、力加減がまた変わってきますから、これまた難しい。
一度駆血帯を巻いても血管が怒張しなければ何度もトライ・・・というのは、何度もできませんから、患者さんに合わせた適度な力加減で駆血したいですよね。
そこで、重要なのが駆血帯です。
注射上達を目指しているのなら、my駆血帯を持っておくことをおすすめします。
なぜなら、自分に合った駆血帯をいつでも使えて、力加減も調整しやすいからです。
今はいろいろな種類の駆血帯が売られているので、周りに使っている人がいれば借りて試してみるのも良いでしょう。
駆血帯は大きく3種類あります。自分で使いやすいものを1つ持っておく人、用途に合わせて使い分けている人もいますよ。
注射上達を目的とするなら、筆者のおすすめは、ワンタッチ式です。
圧をかけやすく、操作が簡単なので注射が苦手な方は是非試してほしい駆血帯。
筆者自身は数をこなさなければいけないので、普段は金具付ゴムを使用していますが、「ん?」と思った患者さんには、myワンタッチ式駆血帯を使用しています。
ここからは、それぞれの駆血帯の特徴をまとめるので、自分に合った駆血帯選びの参考にしてくださいね。
- 昔ながらのゴム式
- 金具付きゴム
- ワンタッチ式
<駆血帯のまとめ>
駆血帯によって特徴が違います。自分に合わせたものを持ちましょう。
- ポケットにしのばせるなら昔ながらのゴム式
- スピード優先なら金具付きゴム式
- 血管をよく探したいならワンタッチ式