看護師のお給料は勤める場所や勤務形態によって様々ですが、初任給の平均は25万円前後で、年収はボーナスを入れて400万円前後といわれています。女性の平均年収である200万円と比べると、他の職業より多く給料をもらっているようです。しかし、看護師という職業は需要の高い職業である分、業務内容も過酷なため、実際にもらっている給料では満足できないと思われている方が多数おられるようです。
患者さんの病状、容態の進み具合や変化を見守る必要のあるほとんどの病院では、いつでも対応して処置できるように、24時間体制で業務をしなければなりません。看護師の業務の大半は3交代制、または2交代制で分けられています。
3交代制というのは、日勤(8時~16時)、準夜勤(16時~0時)、夜勤(0時~8時)といった具合で時間を3つに分け、担当する時間帯をそれぞれの看護師に割り振り、ローテーションをすることによって24時間体制の業務を実現しています。2交代制というのは、日勤と夜勤の2つに時間を分け、それぞれ看護師が担当する時間帯をローテーションすることによって24時間業務を行うことをいいます。この2交代制の時間帯は病院によって様々で、日勤が8時間で夜勤が16時間の場合もあれば、日勤と夜勤、それぞれ12時間ずつというところもあります。
看護師の夜勤手当は準夜勤で3500円、夜勤で4600円が平均といわれています。不安定なシフトに肉体的にも精神的にも大変負担のかかる業務なだけに、給料に満足していない看護師の方は多いようです。