男性看護師の需要は、年々、高まっています。男性看護師を雇う病院が増え、職場での男性看護師のメリットがとても大きいことが明らかになってきた証拠かもしれません。
昔から精神科病棟では、男性看護師の需要がありました。しかし、現在では、救命救急病棟、手術室など体力の必要な部署での需要が増えています。さらに、男性患者さんの多い泌尿器科の需要も年々増えています。その理由は、看護ケアには力を必要とする仕事がかなり多く含まれているためです。また、男性患者の場合、身の回りのケアは、出来る限り同じ男性のほうが抵抗がないということも挙げられます。さらに、最新機器の操作も難なく行うことができる男性看護師が多いとうこともあります。
ナースステーションでも、女性看護師だけの場合よりも男性看護師がいた方が、良い雰囲気を保ちやすいという影響があり、病院での男性看護師の需要が高まっています。 また、高齢化社会の現在、介護施設での男性の活躍はとても期待されています。
介護の現場では、リハビリやお風呂の介助など生活面でのサポートするため体力勝負というところがあります。ところが、介護施設に入所している方の多くは、高齢者です。高齢者の多くは慢性疾患や既往症のある方もいます。例えば、糖尿病を患っている場合、インシュリン注射をしなくてはなりません。その他にも胃ろうケアも必要という場合もあります。しかし、これらは、医療行為となります。医師、看護師、家族に限られているため、介護職の人にはできません。看護師ならば、医師の指示のもと的確に処置ができます。
介護施設は生活の場であるため、病院看護と施設看護ではその看護の仕方も変わります。医学的視点から予測される問題を予防していかなければなりません。そのためには、包括的な視点も必要になってきます。介護施設等では、フロアが男性と女性で分かれています。したがって、今後、医師の指示によって医療行為の行える男性看護師の重要が増えることに期待が持てます。転職を考えている男性看護師の方は、一度、検討してみるのもよいかもしれません。