「婚活」という語に現れるように、現在の日本では、男女の出会いや結婚は厳しいものになっています。男性看護師の多くが、やはり、将来の結婚について悩んでいます。
同年代の男性の収入と比べると、男性看護師の年収は高いほうだと言われています。また、看護師の職場は、圧倒的に女性が多いです。他の職種に比べれば、年収もあり、女性との出会いがあるようですが、なかなか結婚までには至れないようです。それは、看護師という職業上の特性によるのかもしれません。
看護師の勤務は、日勤・夜勤の2交代制や日勤・準夜勤・深夜勤の3交代制があります。不規則な勤務時間体制のうえ、急患などで残業をしなければならないことも日常茶飯事です。そのため、看護師以外の女性と結婚した場合、結婚相手は、変動的な勤務に理解をできないようです。さらに、女性が多い職場での勤務にも抵抗があるようです。
一方、女性看護師と結婚した場合は、勤務体制や仕事内容を容易に理解してくれるようです。しかし、お互いが看護師ということは、それぞれ不規則な時間で勤務します。それゆえ、お互いに勤務時間に気を遣わなければ、すれ違いの生活になってしまいます。日本医療労働組合連合会の2011年度夜勤実態調査によれば、3交代の夜勤体制の場合、1ヶ月の平均夜勤日数は7.63回だそうです。少なくとも月に1週間は夜勤となります。結婚して子どもができた時、お互い夜勤が重ならないようすると、月の半分は、お互いが顔を合わせることのない生活になってしまいます。男性看護師が結婚を考えるとき、このような特殊な環境がネックになっているようです。
しかし、男性看護師の中には、ちゃんと結婚をしている人もいます結婚をした多くの人は、結婚後の生活を上手く遣っていくために様々な工夫をしています。その1つが転職です。生活スタイルが変われば、勤務のスタイルや収入に対する考えも変わります。より良い条件で職を探すことによって、今まで無理だと思っていた結婚も可能になる場合もあるようです。試しに転職を考えてみると、今までの価値観に変化が生まれて、結婚に対する悩みが解消するかもしれませんね。
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