■注射失敗談は誰にでもある!?
注射がうまくできなくて、つらい経験をしたことはありませんか?
失敗は誰にでもありますが、患者さんから
「別の人にかわって」
「痛かった」
「もうあなたにはしてほしくない」
などと言われ、傷つくことありますよね。その度に、「注射、うまくなりたいな」と思うでしょうし、何度も失敗することで「注射なんてもう嫌!!」と思ってしまうかもしれません。
この経験は新人だけではなく、注射業務のある看護師ならほとんどが経験します。
誰にでも得意、不得意の血管はありますし、どんなにベテランの看護師でも成功率が100%ということはありません。患者さんのあたりが悪ければ、ベテラン看護師でも失敗して罵倒されることはあります。
■どうやったら注射が上手くなるの?
注射のアドバイスを求めても、「練習が大事」「経験かな」「やってればうまくなるよ!」という返答が多いです。しかし、注射が上手くなりたいと思っても、注射の回数をこなせる職場とそうではない職場がありますから、「私は何年もかからないと上手くなれないの?」と疑問に思うでしょう。
もちろん、練習や経験は大切です。いくら手先の器用な人でも経験者にはかないません。しかし、いたずらに回数をこなすだけで、自然と上達するのでしょうか?いいえ、同じ経験年数で同じ部署にいても、差がでてくることありますよね。
注射が上手くなる過程は、経験を重ねることで自分に合った注射のコツを見つけることです。
「あ!こうしたら上手くいった!」
「こういうときに失敗しやすいかも」
など、発見があったときには、上達への一歩を踏んでいるでしょう。しかし、そのコツは、人によって違いますから、周囲の人は回数が大切だと言うのです。
それでは、コツを見つけるにはどうしたら良いのでしょうか?
1回の採血でコツを掴む人もいれば、30回でコツを掴む人もいますよね。次回から自分でコツを掴むためのヒントとして様々な情報を掲載していきます。技術は自分で身につけるものですが、上達への近道をするなら必読です!