<注射で大切なこと>
- 動脈は止めずに静脈だけをせきとめる適度な駆血
- 弾力、太さ、走行が適した血管
- 針の種類・部位によって適した方法での穿刺
これらを意識して注射に挑むことで、技術アップのコツを掴みやすくなることを述べてきました。
しかし、人によって苦手なこと、上手くいかない理由がありますよね。
<タイプ別対策のまとめ>
この記事を読まれている方は、今注射に苦手意識を持っているかもしれません。
血管注射がうまくできない、失敗が怖い、スランプに陥っている等の理由が挙げられるかもしれませんね。
代表的なタイプについて、解決の糸口をまとめます。
- あなたはどのタイプですか?
- 血管が見つけられないタイプ
- 漏れてしまうタイプ
- スランプタイプ
<失敗を避けるためには>
注射の上達を目指しながらも、失敗は極力避けたいですよね。
注射をする上で失敗しやすい行為、それはあてずっぽうです。
血管がみつからない患者さんが、「いつもここからやるからやってみてよ!」「ちょっと深めだけど、ここでやってみて!」などと言われたことはありませんか?そういわれてやってみたものの、失敗するという人は多いんじゃないでしょうか。
確かに、血管が見つからないときに指名される場所を探すと見つかる!ということはありますが、そうでないことも。むしろ、「ここから!」「早く!」急かされる場合もあるので、焦ってしまうこともありますよね。そして、「ここにあるなら、さしてみるか・・・」と血管をみつけられないまま針を入れてしまう場合、ほとんどの確立で入りません。
もちろん、すべての血管を触知できるわけではありませんが、血管があるかないかわからないところに針を刺すのはNG。
また、患者さんから急かされたとしても、焦ってはいけません。まずは、慎重に血管を吟味して、針を入れるときは看護師主体!と思って挑みましょう。
<技を盗むことも大事!>
また、他の人の手技を見て、やり方を盗んでみるのも良いでしょう。
ここでは注射の上達へのヒントを掲載していますが、実際に注射が成功している場面を見ることでより具体的に手技のイメージがつきます。自分でやることも大切ですが、他の人の手技を見て新たな発見があることもありますよ。