今回は内科を2年、循環器内科を7年経験されている、あきこりんさん(30歳)に体験談をお話いただきました。
とらみ:「こんにちは。今日はよろしくお願いします。あきこりんさんは内科から循環器内科へ変わられたそうですが、なぜ循環器内科を選ばれたんですか?」
あきこりんさん:「こんにちは。以前から循環器に興味があったので、内科を辞めて循環器内科へ異動しました。」
とらみ:「循環器科は、オペ室に行きたいと思っているナースが入るところというイメージですが、実際どうですか?」
あきこりんさん「そうですね。循環器は心臓など複雑な臓器が多いので日々勉強で大変ですし、とても不安定な人が多く入院しているので朝から夜までバタバタとしています。血管、心臓循環器疾患を患っている人が多いですから急変することもあり、生死に関わる現場でいつも働いていると思っています。でもオペ室とはまた違った雰囲気ですね。」
とらみ:「具体的にはどういった雰囲気なのでしょうか?」
あきこりんさん:「救急で運ばれて、そのまま循環器科に来られる人もいますが、検査入院だけの患者さんも多いですし、手術を受けてからもケアが必要な人は多く、手術後のリハビリにも関わるので、理学療法士や作業療法士などリハビリスタッフとの関わり合いもあります。」
とらみ:「医師だけでなく、技師さんとも一緒に協力しながら患者さんの様態を安定させていく必要があるという点は特徴的かもしれませんね。」
あきこりんさん:「そうですね。もし看護学校時代や看護師になってから少しも循環器に携わったことがないという人で、循環器内科でこれから働こうと思っている人には、循環器のテキストや教科書、本などを読んで勉強しておいたほうがいいかもしれません。働き始めてからも日々勉強の繰り返しの毎日で、わからないことがあればすぐに調べますし、調べてもまた次の日にはわからないことが出てきて、本当に日々勉強しながら今でも働いています。」
とらみ:「なるほど。循環器に携わったことがないならぜひ少し勉強しておいてから就職をしたほうがいいわけですね。内科、外科などを経験している人はキャリアアップにもつながりそうですね。」
あきこりんさん:「日々勉強なのも大変ですが、状況が安定しない患者さんがとにかく多いですから、バイタルを常にチェックしておかなければいけませんし、何かあったときにすぐに対応できる臨機応変さと、そして柔軟に対応できる力も必要です。でも、ここで経験したことは必ず自分にプラスになっていると思いますし、ステップアップ出来ていると思います。プロとしてやりがいを持って仕事ができる診療科です。ここでの経験は、どこの科にいっても通用するのではないかと思いますので、是非チャレンジしてもらいたいと思います。」
とらみ:「そうですね。今日は貴重なお話をありがとうございました。」
あきこりんさん:「ありがとうございました。」
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関連資格:慢性心不全看護認定看護師