今回は個人病院の内科で2年働いた後、老人介護施設に転職されたナイチンゲールさん(26歳)に体験談をお話いただきました。
とらみ:「こんにちは。今日はよろしくお願いします。早速ですが、ナイチンゲールさんは内科から老人介護施設へ転職された理由を教えていただけますか?」
ナイチンゲールさん:「こんにちは。新卒で入った病院は進行ガンの患者が多い個人病院だったので、元気になる患者さんもいますが、亡くなる人を見るにいつまで経っても慣れず、ストレスなく働きたいと思い、今の仕事に転職しました。」
とらみ:「進行ガンの患者さんのケアは精神的に強くないと辛いかもしれませんね。」
ナイチンゲールさん「そうですね。私は職場の歓迎会で、白衣の天使になりたかった、と言ったら回りに爆笑されました。そんな甘い考えではやっていけないよ、と歓迎会の場で言われ、なんてひどい人達だろうと思いましたが、実際その通りでした。別に冷たいわけでなく、治る病気は治る、治らないものは治らない、と割り切らないとちゃんとした仕事はできません。看護はビジネスだということをしっかり認識しておくべきだと思いました。」
とらみ:「看護はビジネスとはストレートですね(苦笑)でもそれぐらいの割り切りがないとできない仕事ではありますね。」
ナイチンゲールさん:「私はビジネスと割り切ることができなかったので、仕事の辛さに耐えられなくて転職しました。私のようにビジネスと割り切れない人は、病院の臨床以外の仕事を探した方がいいと思います。逆に、ビジネスと割り切ってテキパキと仕事ができる人には同年代の友人に比べてもお給料はいい方だし、資格職なので仕事に困ることはないので、とてもいい仕事だと思います。」
とらみ:「そうですね。看護師という仕事で、特に臨床の現場に携わる場合は割り切りも重要なことだと思います。ドライなぐらいがちょうどいいかもしれませんね。」
ナイチンゲールさん:「私はドライになり切れず転職を決意したんですが、せっかくとった資格なので看護の仕事以外はしたくないと思ったんですが、今まで同様にストレスを抱えるのも嫌で、介護施設を転職先に選びました。正直、お給料は以前と比べて下がりましたが、入居者の健康チェックが主な仕事で、ほとんどの仕事がルーティンワークですし、とても気が楽です。」
とらみ:「やはり仕事内容とお給料とは比例するものですね。強いストレスにさらされる仕事は、お給料はいいところが多いです。ストレスが少ない職場では、お給料は多少下がってしまいますね。何に重点をおくかで職場を選ぶのは重要なことだと思います。」
ナイチンゲールさん:「お給料が重要であれば、仕事は大変ですが個人病院がお勧めです。ただし休憩時間やプライベートでは医者やスタッフ、患者さんの悪口がすごいですが(苦笑)」
とらみ:「ストレスのはけ口は必用ですので、ほどほどであれば仕方がないですね(苦笑)
現在の職場はストレスなく働けているということで、よかったですね。これからもお仕事頑張って下さい。今日は貴重なお話をありがとうございました。」
ナイチンゲールさん:「ありがとうございました。」