放射線科では、画像診断と治療が両方行われています。
どちらかというと、画像診断の方が良く知られているのではないでしょうか。現代の医学は、画像診断なしには成り立たないと言われるほど重要なものです。
【放射線科の画像診断】
画像診断の種類には、レントゲン・CT・MRI・SPECT・PET・超音波検査などがあります。
病院によっては、施設のあちこちにそれらの部屋を設けています。その場合、看護師は場所を案内したり、時には車椅子を押して移動を手伝ったりします。また、検査室を移動する患者の補助を、看護助手の業務としている所もあります。
大きな病院だと院内の移動距離だけでも長いので、患者と会話する時間もあるようです。
画像診断を受けることに、不安を感じている患者もいるでしょう。その不安をゼロにすることはできなくとも、少しでも安心できる心遣いが必要です。
【放射線科の治療】
放射線科で行われる治療は、患者への負担が少ないという大きなメリットがあります。
放射線は、がん細胞へはたらきかける方法が知られていますね。そして、注意すべきは副作用の存在です。放射線の照射は医師・放射線技師が担当します。看護師は、治療前・治療後の患者の容態を確認する立場にあります。皮膚への影響、吐き気の有無をこまめに確認しましょう。
放射線科では、医師・放射線技師・看護師のチームワークが非常に重要です。長期的な治療を行っている患者も多いので、精神面でのサポートもしっかり行いましょう。
関連資格:がん放射線療法看護認定看護師