「心療内科」がまだ広く認知されていないのは、診療科目として認められてからさほど長い年数が経っていないためです。
診療の範囲についても、まだまだ認知はされていないでしょう。厚生労働省が正式に科目として認めたのは、平成8年のことでした。ストレス社会と呼ばれる現代において、その重要は高まっています。
【カウンセリングとバイタルチェック】
心療内科においては、カウンセリングをメインに治療を行います。カウンセリングは医師が行い、看護師が同席しない場合も多くあります。なかには患者の希望により、看護師が席をはずす場合もあるでしょう。
看護師はカウンセリングよりも、バイタルチェックにおいて治療に携わります。心の不調からくる体調不良を確認するために、患者によっては来院のたびにバイタルチェックを行います。
【薬の処方】
医師の判断により、患者によって薬の処方が行われます。
内科や小児科であれば来院した患者の多くに薬の処方がありますが、心療内科ではさほど多くありません。
医師によって治療方針も異なっています。なかには漢方薬の処方を中心に行うところもあります。
【日本にしか無い科目】
実は、心療内科は「日本にしかない」という特殊性があります。
内科・小児科・外科などは海外でも多くの症例があり、各国の医師が集まり学会も行われています。新しく認められた科目であるうえに、そのような交流が無い珍しい分野です。すでに基盤があるものではなく、これから研究が進められられていく分野と言えるでしょう。
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