「循環器科」と聞いて、すぐに対象となる病名が思い浮かぶ人は少ないのではないでしょうか。
循環器科の患者には高齢者が多いほか、生活習慣病が大きく関わっています。
日本国内での循環器治療は多くが内科に従属していますが、欧米では専門分野として独立した診療・研究が行われていることに違いがあります。
日本でも循環器の専門性を高めることを目的として、1935年に「社団法人 日本循環器学会」が設立されました。
【循環器のはたらき】
循環器科では、心筋梗塞、狭心症、不整脈、心不全などの治療が行われています。
循環器とは、主に血液を体内に循環させるための器官を指します。そのほか、血液の成分である血球を生み出し、成熟・分解するはたらきも含みます。
免疫のはたらきをもつ白血球の循環に関しても、循環器に含まれるものとして考えられることが多くあります。
【循環器専門ナースとは】
日本心臓財団と臨床心臓病学教育研究会により、認められている「循環器専門ナース」の資格があります。
この資格を有すると認められるためには、心臓循環器疾患に関する臨床的な実践知識が必要です。
【循環器専門ナースの受験資格】
循環器専門ナースには受験資格が定められています。まず、正看護師として5年以上の勤務経験があること。そして、2ヶ月間行われる所定の研修を修了することが必要です。
循環器専門ナースとして認定されたあとも、2年後には再び更新試験が行われます。更新試験に合格をすれば、その後の2年間は引き続き循環器専門ナースとして認められます。
インタビュー記事:小児循環器科で働かれていたナミエさんにインタビューさせて頂きました。
ご興味ある方はどうぞ。インタビュー記事はコチラ
関連資格:慢性心不全看護認定看護師