リウマチ科では、関節リウマチ・骨粗鬆症・膠原病などの治療を行っています。
【膠原病の患者】
リウマチ科の患者は大人ばかりではありません。小児膠原病の治療に来院する子供もいます。膠原病の患者は、子供ほど症状が重い傾向にあります。
膠原病とは、自分が持っている免疫機能が自分自身の細胞を攻撃することにより発症します。残念ながらその原因とメカニズムは、まだ完全には解明されていません。この場合、治療の期間は長期に渡る場合が多いでしょう。
【関節リウマチの特徴】
診療科の名前にも含まれている「リウマチ」は、激しい痛みのある病気です。
難病とも言われ、時には関節の破壊を伴うこともあります。原因のひとつは、自己の免疫機能が関節を痛めたり変形させたりすることによると言われています。
日本の高齢化に伴って、患者数も増えていると言われています。関節に痛みを感じた患者は、その症状をケガによるものだと考える人もいます。リウマチ科では、主に血液検査を行ってリウマチかどうかを調べます。
【資格制度の発足】
財団法人日本リウマチ財団により、リウマチ専門の看護師に資格が与えられるようになりました。平成22年に始まったばかりの、まだ新しい制度です。
看護師のうち数ある条件を満たした人が、書類審査を通過すれば登録証を得ることができます。
登録証の有効期間は3年間とされていて、資格審査は毎年1回行われています。この資格制度は、リウマチ性疾患の治療に携わる看護師の育成と医療水準の向上を目的として誕生しました。
リウマチ性疾患の治療は、今後もさらなる進化を遂げていくでしょう。
インタビュー記事:リウマチ科に勤務経験のある美穂さんにインタビューさせて頂きました。ご興味あり方はどうぞ。インタビュー記事はコチラ