医療現場でいう「ICU」とは、集中治療室のことを指します。内科系・外科系、どちらにもICU系の設備を利用する患者がいます。ICUを利用するのは、呼吸・循環・代謝などに重い急性機能不全を抱える患者です。強力かつ集中的な治療が行われる場所です。
【ICU系の雰囲気】
ICU系の設備がある場所や病室は、一般の外来や病棟とは大きく雰囲気が異なります。
病院内でも特に緊急性が高い場所なので、常に緊張感があるでしょう。医療機器の数が特別に多く、その音にストレスを感じる患者がいるほどです。
【患者の特徴】
ICU系で対応する患者は、体に点滴やチューブが多数取り付けられている場合がほとんどです。
日常とは大きく違う姿に、患者本人ももちろん家族がショックを受けることもあります。
医療機器の作業音を気にして、混乱状態になる人もいます。そのためICU系で働く看護師には、患者の心理状態を察する力が求められるでしょう。
患者の家族に対しても、適切な心遣いが必要となります。
【入室時の注意点】
ICU系の部屋に入る時には、指定の服装に着がえるなど準備が必要です。
着がえる物は病院によって内容が異なります。一般的には、手のアルコール消毒をしたり、マスクやキャップを着用したりします。これは免疫力が弱った患者を守る、衛生を保つための決まりです。
着がえをすることや、家族との面会時間が限られていることに不安や緊張を感じる人も多いでしょう。単に着がえに関する指示をするのではなく、看護師としての心遣いを忘れてはいけません。
インタビュー記事:ICUに勤務経験のある、にゃこさんにインタビューさせて頂きました。ご興味あり方はどうぞ。インタビュー記事はコチラ
インタビュー記事:ICUに勤務経験のある、kazu43さんにインタビューさせて頂きました。ご興味あり方はどうぞ。インタビュー記事はコチラ
関連資格:集中ケア認定看護師