腎臓のはたらきが衰えた患者が治療に通う場所として、専門のセンターや病院の外来で透析治療を受けます。
こちらでも看護師が活躍する場所があります。大きな施設の中にあったり併設されたりしているもののほかにも、専門のクリニックで勤務する場合もあります。この治療は「人工透析」とも呼ばれ、行われる治療の正式名称は血液透析療法です。この方法は、腎臓の機能を人工的に代替することを目的とします。「腎臓の代わりに血液を洗う治療」と考えると分かりやすいでしょう。
透析看護師として働く際には、多くの患者と定期的に顔を合わせることになります。その理由は、症状により1週間に3日、もしくは2週間に1日の通院を要する場合が多いことです。
1週間に3日の通院となるのは血液透析、2週間に1日の通院となるのは腹膜透析の場合です。そのため日々さまざまな患者と会うよりも、同じ患者と定期的に顔を合わせることが多いのが特徴です。
看護業務には、患者が帰宅したあとの食事制限について説明行うこともあります。医師からの指示を受けて動く業務だけではありません。ただ、看護師にとって接する患者は始めて会う人は少なく、ほとんどが定期的に顔を合わせる人です。 そのため、患者の特徴に応じた説明をするために工夫していきましょう。なかには定期的に通院しなければいけないことを負担に思う患者もいるでしょう。通院の回数が多いことや、経済的な負担があることがその理由です。その負担や苦痛を和らげるためにも、柔らかい対応が求められます。
インタビュー記事:透析科に勤務経験のあるママナースさんにインタビューさせて頂きました。ご興味あり方はどうぞ。インタビュー記事はコチラ