「検診」と「健診」、それぞれの特徴と勤務に関するポイントを確認していきましょう。
【検診とは?】
特定の病気に対して行われるのが「検診」です。例えば、代表的なものには「がん検診」がありますね。
こちらはその名前の通り、体にがん細胞があるかどうか、あるとしたらその程度がどのくらいかを調べるためのものです。
【健診とは?】
健診とは「健康診断」を略した呼び方です。特定の病気を調べるためのものではなく、「健康かどうかを診断するもの」と考えましょう。
そのため、健診を受診しても体のどこにも異常が無い場合もあります。逆に体に異常が発見された場合には、医師との相談のもとで症状に合わせた治療が始まります。
勤め先などからの指示で定期的に受診するのは、こちらの「健診」に該当するでしょう。人間ドックも「健診」に含まれます。
【検診・健診センターでの看護業務】
指定された項目にもよりますが、採血・体脂肪・身長・体重の測定を行うことが多いでしょう。そのほか、視力測定や心電図の操作をすることもあります。
医療機関との大きな違いは、病気や怪我をしている人との接点が少ないことです。医療機関には、治療を目的として患者が訪れます。検診・健診センターで受診する人の多くが、健康であることが大きな特徴です。
【勤務体制の特徴】
看護の仕事は、365日体制のシフトを組んでいる所が多くあります。一方で、多くの検診・健診センターの場合は土日祝日を休日に指定しています。固定の曜日で勤務をしたい看護師にとっては、そのことが大きなメリットになるでしょう。
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