麻疹の流行と看護~流行時に気を付けるべき2つのこととは~


季節の変わり目ですね。
暑かった夏から、秋に向けて少しずつ空気が冷たく、風が強くなり、日が落ちるのは早くなりましたね。
少し前までは、夕方でも明るかったのになぁと思いながら、秋の空を見上げます。

季節の変わり目で体調を崩される方も多いこの季節。体調管理には気を付けたいですよね。
わたしも風邪から喘息を発症し、シムビコートにお世話になっているところです。
自宅のお布団は当然ギャッチアップができませんから、ソファで寝るというつらい夜を過ごしましたが、そのときほど病院のベッドがうらやましく思ったことはありません。

さて、一般的な風邪も流行していますが、大阪や千葉における麻疹の流行も問題になっていますよね。

大阪と千葉で麻疹が流行―厚生労働省がワクチンの適切な使用を推奨―


8月以降、関西国際空港とその近くのアウトレットショッピングセンター、幕張メッセのコンサートにおいて、麻疹の感染が報告されています。
麻疹、つまり「はしか」は、小児に多い感染症として有名ですよね。

しかし、今回問題になっているのは、成人の感染です
この手の病気は、大人の方が重症化しやすく、高熱や感冒症状に苦しむだけではなく、肺炎や脳炎などの合併症が危惧されます。

今のところ大阪と千葉で流行していますが、海外から麻疹ウィルスが持ち込まれた可能性があると言われています。
特にアジア(インドネシアやモンゴルなど)からの観光客が多い地域では、気を付けた方が良いかもしれませんね。

この問題を受けて、厚生労働省では9日、麻疹ワクチンの偏在が起きないよう都道府県を通じて各医療機関に文書を出しました。
内容については、ワクチンは定期接種のこどもへの優先、必要な本数だけを発注するなど、適切な対応をとるようにというものだと報道されています。
この背景には、麻疹の流行が報道されてから、ワクチンの接種を希望する人が増えているということがありますが、今のところ、全国的に定期接種用のワクチンには在庫がある状態です。
しかし、一部の医療機関や地域では確保が難しくなっているという声もあがっており、今後のワクチン不足が懸念されます。

感染症流行時、看護師が気を付けるべき2つのこと


病院で働く看護師にとって、感染症の流行は一般の人よりも敏感になってしまいますよね。
いくら気を付けていても、かかるときにはかかるのが病気ですが、気を付けるに越したことはありません。
特に看護師は、自分だけではなく患者さんも守らなければいけません。
何をどう気を付けるかというと、次の2つ!

・感染症流行を意識すること
・自身の体調管理

まずは、麻疹の流行を意識することは必ず求められます。
今はどのような病気が流行っていて、どんな症状が多いのか、内科のクリニックや小児科に勤めている看護師はそれらがみえやすいかもしれません。
しかし、一般病棟や高齢者施設などに勤めていても、流行時には麻疹の症状を確認しておく必要があります。
もし、入院している患者さんや面会者に症状がみられる場合には、隔離をしたり面会をお断りする必要がでてきますからね。

麻疹の症状チェックポイント
・発熱
・咳嗽
・眼の発赤
・鼻汁
・発疹

麻疹の基礎知識おさらい

・麻疹ウィルスの飛沫核感染(空気感染)
・潜伏期間は10日から12日
・不顕性感染は少なく95%以上で発症
・カタル期、発疹期、回復期があり、発熱は二峰性
・感染力が強いのはカタル期で、眼の発赤、鼻汁、咳嗽の他に口腔内にコプリック斑がみられる

これらのことを頭に入れておき、あやしい症状がある方は麻疹を疑うようにしましょう。
もちろん、それが偏見となり誤診となってしまってはいけません。しかし、あやしいなと思ったら、早めに診察を受けさせるように手配することは必要です。

次に大切なのは自身の体調管理です。
麻疹は飛沫核感染、つまり空気感染ですから、マスクで予防することはできません。
感染源に接しなければいけない看護師は、ウィルスに感染しないよう体調管理をしっかり行い、あらかじめ抗体も調べておくと良いでしょう。
総合病院などでは、入職時にウィルス抗体を調べ、抗体がないあるいは低い場合にはワクチンが義務付けられているところもあります。
しかし、ワクチンを打っていても抗体が自然と消えてしまうこともあるので、病院勤めの看護師は年に1度は調べておくと良いかもしれませんね。

意識していないときの血液検査やワクチン接種ほど煩わしいものはありません。
しかし、いざとなったときに困るのは自分です。流行してから慌てるのではなく、常に自分を守れるようメンテナンスしておくことも大切です。

これから寒い冬がやってきます。
冬は冬でノロやインフルエンザなどの感染症が流行します。そう考えると、病院勤務の看護師は常に気が抜けないような気がしてしまいますね。
そうはいっても、健康第一。
よく食べて、しっかり休んで、自分の身体も大事にすることは、看護師のたしなみのひとつといえるでしょう。


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