高齢者と若者の金銭的価値観

rouhuuhu医療ブログを書いているくせに、かなりギリギリになって気付いてお恥ずかしいのですが、
「8月からの介護保険負担2割に、収入制限年収280万円」というかなり大きなニュースがあったのですね。

他のニュースに消されたのか、単純に見落としたのか・・高齢者の収入が少ないとはいえ、年収200万円台で所得制限が引かれるのもすごいですね。

しかし今まで1万円だったものを、さらりと「2万円になりま~す」と言われても、ただただびっくりするだけですね。何かもう少し話し合いというか、広報の方法はなかったのでしょうか?

先日、新幹線内の放火ニュースがありましたが、こういった話が呼び水になったのでしょうか?しかし放火はどういう立場でも「ノー!」ですが、この放火犯の人の生活背景は、若い人が聞いたら、何となく贅沢にも聞こえるのでは、と思いつつニュースを読んでおりました。

というのは、この放火犯、生活はカツカツですが、最低限の収入も住む場所もあったのです。どちらかというと、高齢ならではの孤独とか他にマイナスを感じる要素が相対的に大きくなってしまったのでは、と思うのです。毎日の食べ物がギリギリ、レジャーの余裕などない、ついでに時間も余力もない、という若い世代は特に珍しくもないのではないでしょうか。しかも、今の10代、20代は元々こういう暮らしに慣れているのかもしれません。

逆に放火をした70代くらいの人の世代は「努力が収入に結び付く、少なくとも周囲にそういうモデルケースがある」という年齢ですよね。教育格差の結果が解りやすい年齢でもあります。70代で大学に行けた人はまずまずの退職金をもらって、悠悠自適な隠居生活できる確率が高い年齢でありましょう。

それに比べ今の若い世代は、大学に行ったばっかりに「奨学金」という借金を背負って生きる羽目になってしまった人も多いのでは。今の若い世代と、70代を比べたら、70代の方が「自分ばかり損をする」と思いやすい気がしますね。また高齢になると、歳のせいで自分の裁量で出来ることが少なくなります。歯がゆさだけが増え、脳の機能低下も手伝い、被害妄想が増えたり、うつ傾向が出たり、はたまた暴力的になったり、ということが出てきやすいですね。

「お金」で幸福を図りやすい世代が、いきなりの2割負担になったときのダメージはかなり大きいような気がします。出費の免除などで金銭的な落差を調整できると良いのですが。

それにしてもこれからの高齢化社会、このように、いつどのような形で金銭負担が大きく出てくるか解りません。既に複数の週刊誌で「転落、下流老人の悲哀」のような話がよく書かれていますよね。しかし現在の若者は、元からさほど金銭的に恵まれているわけでもありません。バブル世代より下の人間は「高い持ち物」より、「どれだけ安く買えたか」を自慢する方が断然多いのでは?つまり、お金は一定額ないと物理的に生活が出来ない反面、一定以上を超えると気の持ちようや価値観という部分の方が幸福度を左右するのです。

昔はいっぱい旅行をしてきた、もしくは隣の人はいつも海外に行っている、色んなものを買ってくる、を目安にするか、365日家が好きと思うかで出費額は全く違いますね。今の高齢者に比べ、下に行くほど「金銭が多いと幸せ」という価値観が薄くなっていきます。これは高齢化社会に向けての福音かもしれません。

若者が内向きになったと言われていますが、彼らは違う世代の人と交わることを苦にしない面もあります。つまり、あまりお金をかけずに、刺激を受ける方法を知っているのです。そしてお金がないことを恥とも思っていないかもしれません。

これは、かなり強みでしょう。若者の内向きを嘆く必要よりは、金銭的価値観に縛られ過ぎた上の世代を何とかした方が良いのでは、と思ったりします。金銭的価値観重視は国を助けますが、個人レベルではむしろ放火犯のように追いつめられることが多いもの、いきなり介護負担金倍増と言われるとストレスのリミッターが外れるかもしれません。

しかし同じ収入でも、人や環境に恵まれている人の場合、つまり1割倍増の負担を直接、間接に、周囲に助けてもらえる人の場合は、相対的に感じる負担が減ります。つまりこれからの日本を生きていこうと思えば、ある程度金銭的価値観に軸足を置くことから逃げておかないと、悲劇の余波をまともにくらうことになります。

金銭的価値観以外のものの筆頭が人です。毎日会いたい人がいる場合、あまり死にたくはないでしょう。そういう人や場所を、どんどん若いうちから作っておくことが大事ですね。

一石二鳥な方法として、若者に一定期間介護に携わってもらうという方法もあります。人に愛着を持てるのは、人に接してこそ。またスキンシップを図り、相手を大事に思う過程で相手がどんどん弱っていく、そして見送る、つらいことですが人の生死は愛情を育てます。見送った相手がくれたもの、持っていたものは必ず次の世代への心に伝わるでしょう。伝える方の生き甲斐も出来ます。

さて、こんな話を書いた所で、読んでしまったニュース「スマホのアダルトサイトでの振り込め詐欺、女性と高齢者が激増中」あまり慣れていないからという理由のようですが、こっち方面も可能ならリアルな恋愛で補えるといいですね。


応援クリックして下さると励みになります!
↓↓↓↓↓↓

看護師 ブログランキングへ

関連記事:介護施設

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめサービス一覧

常勤、非常勤、パート、派遣あらゆる看護師求人情報を無料で簡単条件検索し放題!!

お仕事をお探しの地域の最新求人情報を週2回配信する「ハローワークナース通信」
もちろん利用は無料です。

今、評判のよい看護師転職サイトってどこなの?⇒ 現役ナースがよく利用している看護師転職サイトをランキング

おすすめコーナー

ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!