薬の作用と副作用

kusuri先日の「市販薬の副作用で、5年間に15人が死亡」というニュースですが、後遺症がプラス15件、症状が出た人は1225件とのこと。おそらく解らないままになっている人も大勢いて、そういった人の数を入れても、5年間ならこんな確率では?と思いますが・・・。

米国疾病対策センターによると1日6人程度、飲酒が原因で亡くなっているそうです。そのうち7割がアルコール中毒だとか。ちなみに、この薬の副作用ニュースは当初「ネット市販薬で15件死亡」という表示になっていました。わざわざ「ネット」とついているところに、いやらしい感じを受ける気がします。

それはさておき、市販薬への注意喚起はいいのですが「処方箋なら安心だ!」と思われるのも、やや困ったことかもしれません。ただし、飲んだ量と物質を第3者が把握しているという点では、安全性は高いとは思います。

私は「薬を飲む」という行動に注意を払うという点が、非常に大事だと考えます。アルコールも同じですが、問題は<市販薬の質>と言うより「モノを口に入れることの危険性」にあるのです。化学物質=危険、天然=良いでもありません。食物アレルギーの方は大勢おられます。単品、特定の成分が体に合わない場合は、診断も解りやすいのですが、害が出るパターンで1番多い例は、おそらく複合要素が積み重なった結果です。

そもそも薬を飲むとき=体調不良時=1番体のコンディションが良くないとき、ですね。身体に赤みが出るという報告も今回ありましたが、よく生理中にパーマやカラーリングをしない、という話がありますよね。女性の皆さんは生理中のことを考えると、解りやすいかもしれません。生理のときだけ、化粧品かぶれをするという人もいるでしょう。こう考えると、市販薬5年で1000件台のトラブルというのは、寧ろ少ないような気もします。しかし、自分の体内にモノを取り込むことに注意することが大事なことに変わりはありません。

そもそも薬とは、物質なので、作用の裏側に必ず反作用があるのです。そして裏側の影響を受けやすい人、そうでない人、受けやすくなる条件も当然出てきます。未だに風邪に抗生物質が処方されるという不思議な現象がありますが、炎症止めとして処方されても、腸内細菌など自分に有益な細菌が死ぬというデメリットがあったりするのです。(個人的に、かなりの確率で下痢をします・・)このように、メリットにはデメリットがありますし、科学的な現象に「絶対」はないのです。

今回の市販薬の副作用で死亡というニュースは単純にそういうお話です。しかし、この点を心掛けるか、無視するかで、結果は大きく違ってきます。例えば飲んだ薬の種類、量、時間が解れば、何かが起きても迅速に解決できますが、全く解らないと、1から検査をする、というロスタイムが出ます。お薬手帳を持っている人は、市販薬でも飲んだときには書いておくといいですね。また、先に書いたように、薬は体調が悪い時に飲むものというジレンマがありますが、体調が悪い時ほど、物事に注意するべきですね。薬が体を助けてくれるイメージがありますが、薬に袋叩きにされる面もあるのです。この際、確実性が高いのは休養などで、自分自身の体力をつけておくことです。またいつも決まった薬を飲むようにするといいでしょう。

また暇なときに、いつも飲んでいる風邪薬の成分をネットで見るのもいいでしょう。同じものが無い時に安全性の高いものを選べます。無視されがちな「薬の使用上の注意」をよく読むことも大事ですね。(あれは字が小さすぎると思うのですが・・・)これらの注意喚起は基本的に薬剤師がするものですが、人によっては看護師との雑談の方が効果的でもあります。また異様に心配性の人に、上記のことを言う必要はありませんが、寧ろ精神衛生上、逆効果を生む可能性がありますが、どんぶり勘定タイプ、ニュースに一喜一憂する人などには「薬とはそういうものです。」と、今回のニュースを機に言っておくとよいかもしれません。

患者の人となりで発言の調整が出来るのは、臨床看護師の強みですね。先に食物アレルギーの話を書きましたが、食べ物も例外ではありません。薬と合わせて、基本的に「怪しい感じ」がしたものは遠ざけるのがベストです。直感は多くの場合、正しいことが多いんです。というのも、先に書いたように、同じ人でも体調不良時とそうでないときは条件が違います。風邪を引いて「何かがおいしくない、食べたくない」と言うときは体の回避サインと受け取りましょう。

人の健康と言うのはバランスの問題です。全てを数値化できるわけでもありません。人の心は良くしたもので、それらの総合的判断を「直感」という形で感じることが多いのですね。健康とは、自分自身のバランスである、と、思ってもらうことが、今回のニュースで1番大事なことです。

自己責任という言葉はあまり好きではないのですが、健康については「他人が自分の状態すべてを知っているわけではない」と思っておくようにした方がいいですね。もちろん他人の中には医療従事者も含まれますので、患者が自由にモノを言い聞けるようになる環境づくりも大事です。また日本の「トリセツ」はクレームを恐れて過剰表記になっていると聞きます。それで肝心な情報が見えづらくなる点の改善も今後の課題でしょう。


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