薬に頼らざるを得ない?~看護師と薬にまつわるあるある~

看護師として働いていると、薬を手に入れやすい環境にありますよね。
今は昔よりも厳しくなったとはいえ、今でも患者さんが亡くなったときの薬をもらったり、ワセリンなどの塗り薬はポケットにしのばせている方も少なくないでしょう。
また、使い方もそれなりに知っているので、自分で薬を持っていると体調に合わせて「あれとあれを飲んでおこう」と医師の指示なく薬に頼る方もいますよね。
それなので、外来に患者さんとして看護師が来たときは、「あ、専門職だ。何かやだな」と思うのではないでしょうか。

看護師が逮捕!睡眠導入剤を不正入手


さて先日、京都府亀岡市の看護師が不正に睡眠導入剤を入手したとして逮捕されました。
平野久美子容疑者(32)は、今年2月働いていた介護施設で睡眠導入剤30錠を不正に入手したそうです。
そのとき、医師の印鑑を無断で使用し処方箋を偽造したため、薬局での詐欺の疑いをかけられています。
報道によると、平野容疑者は容疑を認めていて、用途については「自分で使用した」と話していますが、警察では薬を転売していた可能性もあるとみて調べているそうです。

この報道を見てどう思いましたか?
筆者は
・処方箋の偽造はだめ。
・自分で使った可能性大。
・職場環境が悪いのかも。
と思いました。
なぜって、看護師が睡眠薬を使うというのはよくある話。二交代や三交代などで生活リズムが崩れ、夜勤明けに寝たいけど眠れない方というのは結構いますよね。
睡眠薬がないと眠れない→疲れがとれない→仕事に支障がでるとなっては困ります。
ふつうだったら、外来受診をして薬を処方してもらいますが、病院にかかる時間ももらえない勤務状況だったのかもしれません。
この事件の舞台は介護施設ですし、総合病院のようにちょっと抜けて受診というわけにはいかなかったのかもしれませんね。
医師もいたようでしたが、関係が良ければ、もしくは時間があれば偽造なんてしないでしょう。後先考えずの行動とも考えられますが、偽造してまで薬を手に入れたいと思うくらい追い込まれていたのかもしれません。
詳細は報道されていないので、あくまで想像になりますが。

看護師と薬にまつわるあるある


看護師にとって薬はかなり身近なもの。睡眠薬の他にも看護師が手元にとっておきたい薬ってありますよね。
人によって持っているものは違いますが、特に人気にある薬は・・・

内服薬
・ロキソニン
・胃薬系
・ウルソ
・アレグラ
・プリンペランなど

塗り薬
・ワセリン
・レスタミン
・ステロイド系など

ロキソニンは、看護師が持っている率高いですよね。頭痛、腹痛などの痛みにも発熱にも効きますから、ちょっと体調を崩したときにはいつもお世話になる薬。
でも、飲みすぎると胃がやられてしまうので、必ず胃薬も一緒に飲みますよね。
以前、上部内視鏡の介助についたとき、ひどく胃が荒れている患者さんがいました。胃の中はかなりただれていて、出血までしていましたが、原因はなんと痛み止めの飲みすぎでした。
確かに、胃薬なしでロキソニンを空腹時に飲んだりすると胃の調子が悪くなりますが、筆者自身胃の中があんな風になるのを目で見てからは、より気を付けるようになりました。

他にもプリンペランなど、消化器系の薬を対処療法に使うこともありますし、余ったニフレックやマグPを便秘解消に拝借することも。
カマは高齢者がよく飲んでいるので、病棟でも余りがちですから手に入りやすいですよね。
また、アレルギー体質の方はアレグラを愛用していますし、お酒が大好きならウルソを持っている率が高いです。
わたしも昔の病棟看護師仲間と飲むときは、乾杯の前にみんなでウルソを飲んでいました。
塗り薬では、ワセリンはリップクリームやハンドクリーム代わりに使う看護師も多いですよね。どこにでも使えるのがいいですし、余計なものが入っていないので安心して使えます。
夏になって蚊に刺されたというときには、レスタミンやステロイド系を使う人も多いです。ちょっとかゆいなと思ったら、レスタミンは効きますよね。
余談ですが、わたしはレスタミンの匂いが好きで、たまに嗅ぎたくなってしまいます・・・

一方、静注薬などは今厳しいので使っている人は少ないと思いますが、昔は結構使っていましたよね。
特に夜勤は休めないので、熱があるときに同僚にロピオンを打ってもらったり。
他にも、風邪で咳がとれないときは吸入したり、ひどい下痢のときは補液しながら夜勤をしている人もいました。

本当はだめなんですけど、こういったことはどこでも横行していたように思います。
そう考えると、今回の報道は「睡眠導入剤30錠で逮捕なんてかわいそう」と思ってしまうところもあります。
数年前に、病院で医師と看護師が麻薬を使用していたというニュースがありましたが、そっちの方が重罪のように思えます。
薬を嗜好品のように扱ったり、利益目的で使用するのは医療者として許せません。しかし、薬に頼らなければいけないくらいつらい環境下で働いている看護師がいることも確かです。
休めないシフト、崩れる生活リズム、そして体力勝負の激務。
看護師がこのような事件を起こさないで済むような働きやすい環境になればいいのにと願うばかりです。


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