薬に対する問題意識を持つ重要性

kusuri_s久々に看護ニュースを見ていたところ、薬の話がらみの事件がたくさんありますね。パターンは「横領」と「調剤ミス」の2つ。基本的には、後者が多く、知恵袋にも「どうしましょう」(:_;)が割とあるものですね・・。

患者としてもらうときも、容量の違う薬を何度かもらったことがあります。これ、よく考えてみると気づいたからいいですが、そうでない場合かなり怖いですよね。「うっかり」や「出来心」は誰にでもあるもの、とは言え限度があります。何故この2つが無くならないのでしょうね。

考えてみると、二重チェック機能がないから、としか思えないのです。ミスにせよ、故意の持ちだしにせよ、2,3人のチェックが入れば必ずおかしいとは思うはずです。もしくは、チェック機能者がいても、身内だったりして「この程度なら、騒ぎになるのも嫌だし、なかったことにしよう」ということもあるのかもしれません。

こういうパターンは医療だけではなく、色々な会社や日常生活で見られますね。しかも、こういったことがSNSで拡散されてしまうので、よけいに表ざたになりやすくなっています。ズルがしづらい世の中ですね。
ですがこの傾向、医療方面にとってはかなりいいことだと思います。ひどい例として化血研の各種改ざんがありましたが、こういったどんぶり勘定が今まで表に出てこなかったことを考えると、「発見=拡散」というのは、役に立ちます。これをさらに一歩進めて「薬」とは、を考える方向にまで行くといいと思うのです。

化血研のように「正しいと思っていた薬」のチェックが甘く、違う混ぜ物が入っていたり、作成時期をごまかしたり・・・まあひどいものですが、正しく作ったとして「血液凝固剤」とは何ぞや?とふと思ってしまうのです。使い道などは解りますが、作られるプロセスなどについては、ほぼ無頓着、医療に関係のない人たちにとって「薬」は当然正しいものだと思われているのです。しかし、そんなはずはありません。ワクチン接種で色々な副反応が問題になりますが、100%問題が起きているわけではないということは、その人の体質や状況が絡むためです。

子宮頸がん予防ワクチンなどは、この副反応の程度や起きる割合、そもそもワクチンがどの程度、副反応的な現象に関与しているのかが、解らず、中途半端になっていますが、このように騒ぎになれば、受ける方はいろいろ調べるようになります。口コミなども活用されますね。その結果、判断は人それぞれになるわけですが、本来薬剤一般にこういう意識を持たなくてはいけないはずです。化学物質が必ずしも危ないわけではありません。特にサプリなどは、人の体に合うように作られるため、考えようによっては安心です。逆に良いと思われる「天然成分」ですが、毒のような薬草もありますし、かなり人により合う合わないが大きかったりもします。漢方に携わる人なら解ると思いますが、妄信は危険ですね。

では薬に対してどう付き合うのが良いのか、これは処方を確認する意味も込めて、患者にきちんと説明することが大事でしょう。看護師が、やたらに薬の処方にこだわると「うざい」と医師や患者に思われるかもしれません。しかし、本来口や体内に入れるものというのは、その程度に重要なのです。

また化血研の例を見ても解るように、おそらく最初は「まぁ、このくらいいいか」で始まり、「意外にばれない、もっといろいろできるかも」などと思っているうちに、モラルはどこかに行ってしまったのでしょう。このパターン、食品業界にもありますね。しかし、一時期叩かれた雪印などのように、事件の原因が解らないまま、会社が嫌われてしまうほど、食品に対しては、皆が神経質です。そして大きなニュースになります。そうして、食に対する安全意識が高まっていくのです。もちろん先に書いたSNSは情報の真偽がいろいろありますし、ヒステリックな同調現象が起きてしまう=真実ではないことに対して、大きなバッシングが起きるというマイナス面もありますが、少なくとも「問題意識」を共有することには一役買っています。

薬も、このレベルにまで行くといいのですが、かなりメジャーなステロイドですら、健康な人には無縁なもの、食品のように害やメリットについて語られることがありません。患者の側が薬に対して高い意識を持てば、患者との「この薬とは?」というやり取り自体が、チェック機能として働きます。一石二鳥ですが、薬というのは「万人にウケる」ものがあまり無いという点が、やや厄介ですね。ガン治療の方法に、人の数だけ選択肢があるのに似ています。こういった枝葉の問題を考えていくとキリはないのですが、まず「薬を体内に取り込むこと」という問題を持ってもらうことの方が重要です。

先に書いた看護師の薬の横領も、管理上のミスが1つの原因と思われますが、それだけ管理の重要性をもっていないということなのでしょう。医療に携わる側は、薬と身近に接している分、薬に対する感覚がメリットにしか向いていないことが多くなったりします。激務なこともあり、横領ではなく「これがあると便利」という薬を、病名をもらい、処方してもらっている医師や看護師は結構多いでしょう。でも薬の持つ重みは誰でも同じ、医療の「なあなあ」をなくすために必要なことの1つが「薬に対する高い意識」だと思うのです。


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