蓋をするのではなく「学ぶ」という姿勢

beer_s少し前に某大学で、学内での飲酒事故が起き、その大学では「構内飲酒禁止」にすることになったようです。
この話を聞いて「そもそも大学で飲酒をするなど!」と怒る人、はたまた「世知辛くなったなあ」と思う人、いろいろいそうですが、ある若い世代の人に言われたことは・・「最高学府なのだから、酒の飲み方について議論する発想はないのだろうか⁈」ということです。目からウロコでございました。

そうなのです、こういったことが起きると、心のどこかで「また禁止になるんだろうなぁ~」「今のご時世は」とか思いがちですが、「飲酒禁止」という大学の方針自体を疑うこともなく聞き、そこに意見というか感想を述べてしまうことはよくあることです。でも、それでは何も変わらないんですよね。この人が言ったように「飲酒事件が起きたのであれば、それ自体をきちんと話すことが出来る」という発想をするべきなのです。

また場所が、言われたように「学問の最高機関」ですよね?そうであれば、よけいにただ蓋をするのではなく、この問題から学べることを考えるべきなのです。最近の若い世代には、結構こういう発想を自然にする人が多く、実は未来に希望を持ってみているのですけどね。物があって当たり前、どんどん増やして買い換えて・・・という状況ではなく、元々物に関しては、「持っていることがえらい」という世代ではない分、逆に「工夫」をするという感覚が当たり前に身についています。何かをやってダメだった、または何か事件が起きたというときに、そこに蓋をしたり、2度とやってはいけないこととして、再発防止策を考えるだけでは、あまり得るものはないかもしれません。

飲酒であれば「まず酒とは」ということから、きちんと話し合う、ただ蓋をすればそれで事態は終わりです。でも、飲酒については、大学生の一気飲み、無茶な行動も問題ですが、それ以上に孤独になった高齢者や被災者がアルコールに走る、そして依存症になる、という問題もあります。また今は夜にノンアルの世界も増えてきましたが、夜に酒を飲んで当たり前・・という文化から考えてもいいのではないかと思うのです。「酒について、あれこれ口を出すのは野暮」という価値観が多いですが、元々飲めない人や、体を壊した人、また身内に依存症がいて生理的に受け付けない人など、アルコール弱者は割と多いのです。こういう人たちでも、夜の雰囲気を楽しみたいという人は多いのですが、気後れして出られないという人もまた多いのです。こうして、社会から取り残される一因が芽生えたりもします。

このように、いくらでも「飲酒」をテーマにした課題は見つけられますよね。大学であれば、仕事がない分、こういったテーマに利害を挟むことなく、また時間も気にすることなく、いろいろな論議が出来るはず、そしてうまくすれば、そこから想像もしない案が飛び出し、ベンチャー企業になるという可能性もあります。飲酒問題は、医療の世界でもかなり大きなキーワードですよね。「酒さえ飲んでいなければ」というケースはよくあります、アルコール依存症に至っては、本末転倒、でも精神科などで、依存症の入院治療を受けている人を見て「明日は我が身」と思うことはあまりないでしょう。そもそも一般の人にとって、精神科病棟は殆ど知られざる世界、そしてよくある「自分だけは」という考えもあります。

こういった一連の飲酒問題、飲酒トラブルがあった時に、そこに蓋をするのか、はたまたこれをテーマにするのか?で、どれだけ事態が変わっていくことか。下戸であれ、のんべえであれ、楽しく酒の空間を楽しみたいことに変わりはないはずです。また酒造メーカーにしても、せっかく作ったお酒をただの「アルコール=酔うだけのもの」にされたくもないでしょう。事故や事件が起きたときに「そこ考えてみない?」という人が1人いることで、これだけ状況は変わるのです。

医療現場でいえば、バブル時代の精神科患者は、それ以外の診療科の医師に相手にされないような所がありました。それどころか精神科医自体も蚊帳の外になってしまうような感じだったのです。しかし、こういう時代に「精神科の患者さんの体の治療をすることは、新しい技術を身につける最高のチャンス」という考え方をする医師もいたのです。健常者でも、一律の治療法でうまくいくわけではありません。治療が怖くて逃げた・・というケースは医師ではむしろ普通です。やったことがない、世間ではネガティブとされていることに手を付ける、ということが物事を変えていくのです。

今精神科の患者さんで、他の診療科にかかって嫌がられる人は、ほぼいないでしょう。「面倒だなあ・・」と思う医療関係者はいそうですけどね。精神疾患が1つの病気として対等に扱われるようになったのは、先に書いたようなチャレンジ精神を持つ医師がいたからです。

・・・独断と偏見で言いますけど・・「診たことが無い」という患者に対し「面倒」と思う医師、「勉強のチャンス」と思う医師だと、圧倒的に後者の方が腕が良いのです!!(笑)これかなり納得してもらえる自信があります(笑)まあ考えたら、色々な場数を踏むことが多くなるので、当たり前ではありますけど。

何か問題が起きたとき「良くないことだから、やめる」ではなく「ここから得られるものがあるじゃないか!」と思うようにしたいもの、それが自分や周囲を幸せにしていくことなんだと思うのです。


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