看護師のワークシェアの必要性

d39da9209cb2068f2a09a543d68fbfe0_sGWも終わり、いかがお過ごしでしたか、と言われることが多い時期ですが、勤務交代の多い看護師さんには「ふん!」という人も多いかもしれません。

よくこのブログで患者さんの人権のような内容を書いていますが「自分に1番権利がない」と思う看護師さんは珍しくないような気がします。病棟勤務の場合、なかなか産休自体が取りづらく、また産休~育休中は事実上無給になっていることも珍しくないとか。

また仕事をやめてしまった場合、自動的に無給になりますし、かといって小さい子どものハプニングや、学校行事と病棟勤務は両立しづらいですね。子育て後に現場復帰をした看護師さんの中には「もう少し育児が出来ていれば」と思う方も大勢いるのではないかと思います。

しかし、人のケアをする仕事が忙しいのは解るんですが、自分の家庭に手が回らない、家庭自体が持てない、というのもおかしな話です。連休ともなれば、入院患者さんのお見舞いに来る人もある程度増えるでしょう。それを見ながら「自分の老後って誰が来るんだろう・・」と思いながら働く、何か変ですよね。

医師は研修が終わり、正規に就職すれば独身の方が珍しいくらいです。これは忙しさの程度差の他に給料の差もあるのかもしれません。また医師の場合は、地元に戻って就職するパターンが多いので、子どもが出来ても祖父母などのバックアップが得られることもありましょう。もちろん男性の方が多いため、家事育児をしなくても、あまり問題はないという点が1番大きいですね。

「輝く女性になるために」の現実は看護師が1番体現していると思うのです。元々馬力のあるタイプの場合は、産休もギリギリまで粘り、早目に職場復帰、文字通り3人前くらいのことをこなす人もいるかもしれませんが、そうすると看護師というのは、必ずその程度の馬力がなければやれないのか、ということになりますね。これでは病気になった人に「大丈夫」とは言いづらいのではないかとも思います。全てが出来る人に、なかなかそうでない人の気持ちは解りません。また患者さんの方も、不要に看護師さんはイキイキしている=自分の気持ちは解らないだろう、と思うかもしれません。介護疲れのご家族も同様です。

病気や介護はどんな人にもやってきます。もしリスクを避けるとすれば責任を負う相手を作らない=家族を持たないということになりますが、元々持ちたくない人ならともかく、自分も家庭をいつかは持ってみたいという人が「無理なので」となっていては、看護師=ハードな仕事、一部の人にしかできないこと、というイメージから逃れられません。また現実にそうなっているということは、実際にハードな仕事の現場の方が多いわけです。

仕事を小分けにする、保育所を併設する、など、勤務体制を工夫する、バックアップを作ることで、かなり改善できるのではと思いますが。個人病院などは、看護師さんグループが1つになれるため、産休、育休は独自に工夫して応援しているような所も割とあるようですね。

しかし、総合病院のように労働量、患者が多い、入院施設がある、となると、人数や夜勤が出てきます。この場合、狭い自治体の病院なら、サブの看護師さんを置けるのではないかという気もします。困った時、困っている場所に行く助っ人ですね。登録制にしておき、決められた場所に行くのです。ただし救急は除外、もしくは特定の日を決めて、この3日間は「救急担当有」など、事前に準備をしておかないと、「呑んでしまった」などもったいないことになりかねませんし、いくらプロでも心構えなしにすぐ現場に入るのは無理があります。チームワークの心配はありますが、こういう制度が一般的になれば自然と「助っ人が入る」という状態に慣れ、リーダーがうまくまとめてくれるでしょう。

看護師の不足はずっと言われ続けていますが、その間に少子高齢化は進んでいきます。今まで看護師になれなかったような人、現場に戻るのは無理だった人をうまく使わないと、高齢者の病気対応と若い看護師が家庭を持てない2つの問題が音を立てて加速していくと思うのです。今まで看護師になれなかった人、と書くと怖いですが、興味はある、覚悟もある、でも持病がある、話し相手だけなら得意など、看護師に興味はあるんだけど、先に書いたような人一倍の馬力をイメージして「止めよう」となる人が、不得手な所は人に任せても良し、少い時間でも良し、となったら「じゃあ少しでも」と言えれば、かなり戦力自体は増えるでしょう。

しかし、このワークシェア的な方法、すべての職場や分野で言われていると思うんですが、いざシステム化しようとすると、なかなかこれと言った方法がありませんね。
実際、病気や介護はバランスよく需要があるものでもないので、余計に小回りシステムを先回りして、ということが難しくなります。

とりあえず、かかりつけ医~総合病院~大学病院という区分を作り、若い看護師さんはかかりつけ医からスタート、休みはしっかりもらうというくらいの方法が現実的かもしれませんね。


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