看護師が窃盗にて懲戒処分!窃盗4つのタイプと看護師のベストな対応とは

窃盗
山梨県で、看護師による窃盗事件がありました。

報道内容
10月24日、山梨県立北病院(韮崎市旭町)に勤務していた30代男性の主任看護師が、患者さんのお財布から1万円を抜き取りました。
その手口は、患者さんの家族から荷物を預かり、ロッカーに入れる際、施錠したように見せかけて施錠をせずに鍵を家族に渡し、患者さんと家族が面会をしている間に、ロッカーからお財布に手を忍ばせたということです。
そして、翌日の10月25日、お財布の現金が足りないことに気づいた家族が、病院と韮崎署に連絡して事件が発覚しました。
盗みを行った看護師は、「出来心でやってしまった」と話し、現金は返却しています。
今回のことを受け、山梨県立病院機構(甲府市富士見)は、この看護師を停職6か月の懲戒処分としたと発表しましたが、看護師は11月7日付で退職したということです。
会見の中で同機構は「職員としての信用を傷つける不名誉な行為」として謝罪しています。

この看護師、同機構の別の病院でおよそ10年勤め、今年4月から北病院に勤務していたそうです。
なんだか悲しい報道ですよね。

しかし、病院での窃盗は案外多いのではないでしょうか。
不特定多数の人が出入りする病院において、「テレビカードが盗まれた!」「現金がなくなった」と訴える患者さん、休憩所やロッカーの荷物から貴重品だけが盗まれているという看護師含めた職員の声をきいたことはありませんか?

どうして盗むの?窃盗4つのタイプ

お金
なぜ、人の物を盗むのでしょう。
盗みがだめだってことは、誰もが理解していますよね。それでも、盗んでしまうという窃盗には、その理由によって4つのタイプに分けられます。

窃盗4つのタイプ
生きるため
供給型
脅迫的窃盗
窃盗症

 

《生きるための窃盗》とは、貧困層が生きていくために食べ物や日用品を盗む行為。
病院に来るような患者さんや収入のある看護師では、あまり見られないタイプです。

次の《供給型》とは、アルコールや薬物などに依存している場合。
病院ではあまり見かけませんが、まれに医療用の薬物依存の患者さんが詰所に侵入したりするケースもあります。

3つめの《脅迫的窃盗》とは、「ストレス発散」に行われるタイプ。
学生の万引き理由に多いケースですが、「ストレス発散」という観点からすれば、患者さんや看護師もありえます。

そして、最後の《窃盗症》とは、精神疾患による「衝動制御障害」のひとつ。
窃盗という行為にスリルを覚え、成功するたびに快感を得るこのタイプは、常習犯となりえます。

今回の看護師は、脅迫的窃盗もしくは窃盗症の可能性があると言えますね。
看護師という仕事に就きながら、まして主任という立場にありながら、「出来心」という言葉で片付けられるでしょうか。
日常的に物凄くストレスを感じていてその解消のためにやってしまったのか、もしくは常習犯でいわゆる精神疾患だったのか、報道だけでその真意はわかりません。
しかし、いずれにしても健康ではなかったということは明らかです。
当然、不健康だったからと許されるわけではありませんが、看護師本人もそれから病院側も、健康面の管理体制が甘かったのではないかと思います。

盗まれた!?そのときどうする

子ども
病院で患者さんでも職員でも、窃盗事件が発生したらどうしますか?
まずは、どういう状況なのか把握する必要があります。

誰が何を盗まれたのか
類似のことが他に起きていないか
いつから始まったことなのか

看護師は探偵ではないので、犯人を突き止めることが仕事ではありません。
しかし、窃盗が起きた周辺では注意を払う必要があります。

そして、盗まれたのが患者さんなら、病院の規則に従って対応(多くは貴重品の管理は自己責任。貴重品管理を注意喚起)し、職員なら自身も気を付けるように気を引き締めなければいけません。多額のお金は持ってこない、施錠できる場所で貴重品を管理する、物を出しっぱなしにしない等、当たり前ですが基本的なことは徹底しましょう。
そして、個人の注意や周囲への注意喚起をしてもなお続く、高額なものが盗まれたなどの場合には、警察に通報することも手段です。

「物とられ妄想」の患者さんパターンも

悩む女性
一方、患者さんの中には認知症で「物とられ妄想」を起こしている方もいます。
そのため、患者さんに「私の〇〇が盗まれてない!」と言われても、まずは患者さんのアセスメント(年齢、既往、普段の言動、性格など)から入るのではないでしょうか。
患者さんの訴えを疑うわけではありませんが、いろいろな患者さんを相手にする看護師にとって物事を正確に把握するのは大切ですよね。

なぜって、対応を間違えると、「あなたがとったんでしょ!」と言わる事態に発展してしまうこともあるからです。
ちなみに、一言で認知症といっても「物とられ妄想」を起こしやすいのがアルツハイマー型認知症。
認知症が進むほど「物とられ妄想」を起こす率もあがりますが、およそ4割の方にみられます。
アルツハイマー型認知症による「物とられ妄想」の特徴は、興奮状態であることが多いので、看護師は患者さんが冷静になれるようサポートすることが求められます。

病院ではいつの時代も窃盗は起きます。
今回、看護師の窃盗で報道されましたが、犯人が患者さんだったり、その家族だったりと誰にでもその恐れはあるのです。
被害を最小限にするためには、病院として患者さんに対する注意喚起、職員の健康管理チェックを行うこと、看護師ひとりひとりが自身の健康へも目を向け、日ごろから持ち物の管理を徹底することが大切です。


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