病院と季節行事

644695b5268ff3b404c2b93061e453ed_sさて、町は随分前からクリスマスの雰囲気、病院は・・というと、いろいろありそうですね。・・おそらく個人の小児科などはクリスマスの雰囲気の病院が多いのではないでしょうか?最近は子供向けにシールなどもよく置いてあり、個人的に好きなので自分のためにもらったりしていますが(笑)そんなものも、サンタさん柄になっているかもしれませんね。

そして介護施設、うちの近所にある施設は、毎年壁に大きなイルミネーションが点灯、近所にも親しまれますし、防犯上も良し、見ている分にはいいことづくしですが内側がガラスだったりする場合、中にいる人にはどうなんでしょう?いずれにしても、季節行事に1番熱心そうな場所ですね。対して、精神科、救急外来・・といった科はそういった季節行事はなさげです。少なくとも、先日救急に行ったときにはありませんでした。受付の人が、個人的にそういうアイテムを持っていたりすると私は楽しそうだなあと思うのですが、これは軽症で救急に行ってしまったせいでしょうか。

後者2つに楽しくなるようなアイテムが置かれていないのは、刺激が害になるから、また現実味のある時間の流れを、感じたくなかったりすることが多いからでしょう。よく考えたら難しいことではあります。病人のように弱っている場合、また特に精神科の救急の場合、放っておいてほしいことが多いもの、よく「お見舞いのマナー」などに、「入院直後には行かず、相手がある程度元気になってから、出来れば連絡を」などと書いてあるのは、こういった事情が人それぞれだからなのでしょうね。

難しそうだな、と感じるのは、仕事中に急病=入院となった場合に、仕事の情報がない方がいいのか、ある方がいいのか、ということです。ブラック過ぎて仕事を止めようと思っていた、ということなら潔く過去を捨てておけばいいのですが、楽しくやりがいを持って働いていた場合、職場情報は焦りにもなり元気を出そうという頑張りの元にもなる・・・と、どちらにも考えられます。いずれにしても、大事なのは「見捨てない」スタンスをアピールしておくことですね。救急のときは「ではまた」となると、その「また」を苦痛に感じたりすることもあります。でも、ある程度時間が経てば「また」がない、誰も待っていない不安を感じることの方が、断然大きくなるもの、邪魔にならない程度の、最低限の「また」はどういうケースにでも通用しそうな気がします。

他ならぬ看護師は、よくこの状況に遭遇しますね。救急や手術「行かないで~!!」になる患者さんには、よく会うことでしょう。こんな時は「また、あとで~」があると安心、実際にあるとなお安心します。看護師の場合は、存在自体が病院寄り=病院にいる人間にとって刺激は少ない存在ですから「います」アピールをしてもいいかもしれません。

それこそ、ペンの先や院内携帯ストラップに行事感や季節感が合ってもいいのではないでしょうか。逆にあまり無い方がいいものは、何か個人的事情を感じさせるものだと思います。お土産品のように、話題になるものならいいような気がしますが、マニアックなブランドなどが目に入ると、看護師ではない時間が気になります。病院にいる時に、存在を夢見てしまうという意味では、やはり看護師は年齢性別を問わず、アイドル要素はあるもの、恋愛禁止令は無くてもいいですが、公的な雰囲気は意識してほしいものです。

さて、話は冒頭の季節感に戻りますが、病棟や外来における季節感や飾りというのは、悩みますね。しかし、ゼロで無くてもいいと思うのです。精神科や救急・・「ここにきてまでクリスマスか!」といらだつ人も、かなりいるとは思うのですが、良くも悪くも誰にでも時間は等しく流れていきます。基本的には、どんな人でも時間の流れという平等なものは、平等のままである方が世間とかい離しなくて済むような気がしますね。もちろん嫌な人は目をそ向けられる範囲が好ましいです。重度のうつ状態のときなど、時間の流れが残酷すぎる=治療の妨げということも、もちろんありますので。

健康な人には、時にあまり嬉しくないこともある季節行事、ハロウインなど賛否両論ですが、その論議に参加出来ること自体が、かなり幸せだと思うのです。ひきこもりに近いタイプの患者さん、社会性不安障害の患者さんだと、イベントなどをテレビで見ている分にはいいけど、リアルに人と季節のイベントの話をするのは、とても勇気がいることだったりもします。しかし、それが出来ることで社会との接点が出来ます。病院の飾りというのは、ちょっとしたきっかけになるというメリットもあります。病院と患者の距離感、実に悩ましいのですが、その中途半端を埋める手段の1つが「院内の飾り、季節感」かもしれません。病院に流れる時間といえば、小説「最後の一葉」が有名、「あの葉っぱが散ったら死ぬんだ」と思っている患者、でもその葉っぱは決して散ることはないのです。その理由は・・本を読んでくださいね~。

病院の飾り、現実の飾りが、患者さんに与える影響はいろいろですが、特に長期療養の患者さんには、時々何らかの形で、刺激が強すぎない程度に「クリスマスシーズンです、ゆっくりしてください、待ってます。」を伝えられるといいですね。病人に、時間の流れが残酷なのは、人に見捨てられてしまったりするから、置いていかれるからということもあります。町のイルミネーション「見られない人」のことを、ふと感じるといいな、と思うのです。


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