病院で虐待疑い?安全管理と病院のあるべき姿って何

病院 院内 安全管理 点検
「自分の中に天使と悪魔がいる!」そう思ったことはありませんか?
自分の中の良心と悪心が戦うことは、誰でも経験しているのではないでしょうか。

例えばダイエット中、わたしの中の悪魔が「アイス、食べちゃいなよ!おいしいよ?」とささやく一方で、天使が「だめよ、食べたら太るわよー」なんていう言葉が聞こえてくるような。

性善説や性悪説がありますが、人間の本質とは難しいですよね。
これまでたくさんの哲学者をはじめ、個人がその問を追求してきましたが、いくら考えても未だに答えはでてきません。
少しややこしい話をしてしまいましたが、今回のテーマは虐待と安全です。

看護師が現場で出会う虐待

虐待 いじめ
虐待というと、何を想像しますか?
簡単にいうと、弱い者いじめですよね。
身体的虐待、精神的虐待、ネグレクトに分類される―なんていうことは、学生時代に習ってきたはずです。

虐待の発見に役立つのは、家庭訪問など保健所の活動でしょう。
虐待の舞台はほとんどが家庭内です。
そのため、看護師が虐待に積極的に関わることはそれほど多くないかもしれません。

しかし、病院でも患者さんに虐待が疑われる場合に遭遇することがあります。
わたしも検査に来た患者さんの腕や腹部にあざを見つけ、病院として通報したということもありました。

家庭で虐待を受けているこどもや高齢者などは、病院に来ること自体少ないかもしれません。
しかし、虐待は隠される傾向にありますから、見た目でわかってしまうようなことは事故を装って受診させることが多いです。
そういうときに、ちゃんと拾っていけるよう、看護師は可能性のひとつとして常に疑っていくべきなのだと思います。

舞鶴市立舞鶴市民病院で患者さんに虐待疑惑

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さて、今話題となっている虐待関連のニュースはこちらです。

3月27日、舞鶴市立舞鶴市民病院(京都府舞鶴市倉谷)は入院している患者さん2名について虐待の疑いがあると発表しました。

1人目の患者さんは、爪の変色や左脇・胸にあざがあることが確認。内服していた薬剤の影響で出血はしやすかったといいますが、1か月で4回確認されました。

2人目の患者さんは、口腔内に直径1.5センチの青色のビー玉が1個入っているのが見つかりました。

2名の患者さんは、いずれも3階の同じ4人部屋に入院しており、寝たきりの状態だったと言います。
2人目の患者さんは、その後亡くなられましたが、病院側の発表では持病の悪化ということです。

病院側は職員への聞き取り調査を行いましたが、全員関与を否定し、解明には至っていません。
今後の捜査は警察に委ねるとしています。

一方、安全対策はどうだったかというと、監視カメラは設置されておらず、誰が出入りしているかはわからない状況でした。
病院は今回の事件を受け、今後防犯カメラの設置や職員研修の充実などの安全対策を講じていくと発表しています。

病院と患者さんの安全

監視カメラ
昨年も病院内での異物混入事件が話題となっていましたが、このような事件が起きるたびに病院の安全対策が言われています。
ニュースでは、「監視カメラの設置はなく」や「誰が出入りしているか不明」という言葉が目立ちましたよね。

何だか病院における監視カメラの設置を当たり前のように言っている世間に、わたしは少し違和感を覚えました。
今じゃ、スーパーやコンビニ、街中のいたるところに監視カメラは設置されていますよね。
しかし、プライベートな部分に監視カメラは設置しませんし、どのお店や施設にも監視カメラが設置されているかといえばそうではありません。

病院は患者さんが身体を休める場所であり、生活する場でもあります。
極めてプライベートな場所だと思うのです。
どこもかしこも監視されていると思うと、どうでしょう。
安心だという声もあるでしょうが、「プライバシーへの配慮を!」という声もでてくるのではないかと思います。

一方で、不特定多数の人が出入りをする病院の安全はどのように守っていったら良いのでしょうか。
そもそも安全というのは、何なのでしょう。
看護師目線の安全といえば「医療行為を確実に行う」「患者さんの転倒などの事故を防ぐ」ということが頭に浮かびますよね。
今回の事件のようなことを防ぐというのは、そうそう浮かんでこないかと思います。滅多に起きることではないですし、なぜ起こるのかもよくわからない事件ですよね。

天使と悪魔
虐待や異物混入などの事件、このような危険な行為をする人の心理の背景には何かあるのでしょう。
しかし、最初の話に戻りますが、自分の中の天使と悪魔が戦って、悪魔が勝ってしまったということだと思います。

ダイエット中のアイスとは比べものにならない重大な事態を引き起こすことでも、天使が引き止められなかったのでしょうね。
他人の心理はわかりません。
しかし、今の時代、こういった危険も考えながら安全対策が必要だということなのでしょうか。

日々、安全を考えているわたしたち看護師にとって、悲しくなるニュースです。
早く真相が解明されることを願っています。


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