病は複合要素の結果

byouki残暑の中、ちょっとブレイクな気温の日があると贅沢な気がします。こういう時、休みだとさらに良いのですが、残念ながら違うのです。そんな気候の折、昔受けた胸腔鏡手術やドレーン挿入の傷跡が痛むのです。かなり昔のことですし、そもそも夏に傷跡が痛むってあんまり聞きませんよね。でも冷房と外気の気温差を考えたら、皮膚が伸び縮みはするかも・・ですが、それは冬も同じですよね。いろいろ考えた結果、先日受けた乳がん検診で、胸回りの皮膚を思いっきり引っ張られたせいではないかと、思い至りました。

このように個人的な件の書き出しになってしまったのは、医療行為を受ける時にこういう地味なトラブルって想像しませんよね。私の場合、起きていることが地味なのでいいのですが派手に何かが起きる可能性もあります。でも、胸腔鏡手術の経験と乳がん検診の場合は、触診もあるため多少関連付けてもらえる可能性がありますけどね。

また、私が勝手に「健診のせい」と決めてしまっていますが、単純に老化して皮膚がたるむ、また体重が増えるなんてことも関係しそうですし、女性は生理前に乳が張りますよね。そういうホルモンバランス的な話かもしれません。はたまた、お盆にあれこれやり過ぎた、そして寝不足だというようなこともあるかもしれません。さらに言うと寝ているつもりでも、眠りが浅いかもなど、各種条件を上げていくと、体に何かが起きる条件というのは、ほぼ特定不可能ですよね。

私の場合は、古傷の痛みですがこれが病気という形で現れた場合、本人の問診が手掛かりになりますが、問診はかなり本人の主観が入っています。「最近、仕事が忙しくて・・」「じゃあそのせいですね~、ゆっくり休養を」という会話はとってもよくあるケースです。この手の返事は「理由はどうあれ、休むのがベストなのでそうさせたい」という医者の良い意味での策略のこともあるので、一概に何とも言いづらいものがありますが、もう少しきちんと病名の原因を調べなくてはいけない場合、ミスリードされてしまいそうです。思い込みによる判断ミスですね。

例えば、私の古傷の場合、やってはいませんが温水冷水シャワーをしているとか、ボディーローションを傷口に塗ってしまっているとか、そしてそのことを本人が重要視していない場合は全く解りませんよね。このように病気の原因というのは、ほぼ例外なく複合要素だと思うのですが、病気になった患者自身が「ストレス、過労、食べ過ぎ」など、特定の原因に決めがちです。決めることで精神的に安心する面もありますからね。「何だか解らないけど・・」というのは、不安ですよね。ですから患者自身が1つの原因のせいにしてしまうことは、心理学的には理にかなっていますが、病気を治す側がそれに捉われてはいけません。「病とは複合要素の結果である」という意識を持っていてほしいと思います。

熱中症にしても、誰もかれもが同じように発症するわけではありませんよね。体質、生活様式などの条件が違いますから。病名としては結果的に「熱中症」になるため、点滴など治療法は同じになりますが、同じことを繰り返さない方法は、個人によって違うはずです。また、がんや生活習慣病、そこから来た合併症は、個人の生活背景が大きいです。時々「バスタオルを使うか、いつ洗濯するか?」というアンケートがあったりしますが、そういう所からして既に人の生活は人の数だけ種類があるんです。

どういう生活をしてきたのか、またどういうことを問診で話すタイプの人なのかを見極めるのは、非常に大事です。ガンのような病気の場合は、どういう程度の生活に戻すか、という基準が人により違ってきますからね。この辺りのことは、データ解析も大事ですが、かかりつけ医の存在が大事になります。

かかりつけ医というのは、1つの家族をずっと見ているケースが多いですよね。往診に来る医師も多いです。つまり「何となく」その家の雰囲気を知っているため、直感で気づくことがとても大きいのです。直感はかなり大事です。「何かがおかしい、ひっかかる」というのが、病気に限らずトラブルの芽であることが大半です。

ただ最近は、代々受け継がれる家も少ないので、かかりつけ医というのも難しいかもしれませんが、どこかの医師や看護師が特定の家や人をトータルで見る役割を担う方が良いでしょう。また先に書いたように「複合要素がアクシデントを呼ぶ」という考えが患者にあまりないのも問題です。

最近、言われ始めているアレルギーの交叉反応(花粉症と、果物アレルギーがリンクしているという話です)などで、「病気の発症には思わぬきっかけがある」ということに、少しずつ気づかれ始めているのは良い傾向ですよね。薬の飲み合わせも同じ、病気というのは一種の事故です。事故というのはあらゆる条件が不運にして重なってしまった場合に起きること、衣料従事者だけでなく、患者もそういう意識をもっと持つようにするべきです。

医療行為に諦めや事故はあってはなりませんが、だからこそ双方意識しておくべきだと思うのです。また私の古傷の痛みで言えば、原因追及に意味があるとも思えず、むしろ対策や今後どう痛みがどう変化するのかなど、先を考えた方がいいことも多々あります。世の中解りやすい理由で起こること、これを取り除けば解決、ということは、むしろまれなことと思っておく方がいいですね。


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