産科医微増と出産問題

bosi_s先日のニュースで、2014年末の産科医数、微増!1.1万人台回復とのこと、更に在宅介護患者数15万人突破もしたそうです。在宅介護患者数については、他の数字を出してくれないことには、何とも言えないのですけどね。実は入院患者数はより多く、医療機関にかかった人の数も激増という可能性もありますから、この辺りは報道の仕方を工夫してほしいと思うのでした。

さて、産科医不足、数字上はやや解消、やっほ~・・とはならないのが、このブログ。というのも産科医の勤務が大変なのは事実、それが緩和されるのはいいことですが、少子化の原因が産科医不足・・とも思えないからです。もちろん里帰り出産できるようになった!という人もいるでしょう。ついでにいえば、子どもを持ちたいかどうかは本人の意思であり、国に強制されるようなことでもありません。とはいえ、持ちたいけど・・何だかな、自信がない、という人たちが多いのは確かだと思うのです。これは出産育児に関して、たくさんの課題がありながら、解決する見込みがないことが大きいと思います。

まず国家財政、年金の危機と言われている状況、自分の老後が危ないかもしれない状況・・を、下の世代が救う!ことが確実に解っていれば、悪いと思えど子供を作っておきたい・・という人は増えるはず。しかし下の世代に行くほど、金銭的危機感は大きくなっていくのです。かわいいけれど、ひたすら不良債権・・と思えば、そこで「やめようかな」と思うのは当然のことですよね。そして保育所待機児童、DV問題、貧困・・と情報化社会の中、色々な実情があぶり出されていますが、これと言って解決方法がないのも事実、これらを超える嬉しさが「子供は無垢でかわいい」という昔ながらの情緒面押し出し一辺倒だったりして・・これでは、やはりやめておこう。。と思っても不思議ではないでしょう。

そもそも育児ポスターにある、キラキラ感を見て「ここに届くはずがない、負け組になるくらいなら」と、明るいおひとりさまコースを選ぶのも、ごく自然ですね。しかし・・母親なら解ると思うのですが、キラキラする時間はほぼないですけど、その代り、子供がいるから人生踏ん張れる!という人が大多数なのではないでしょうか?もちろん父親も同様、泥臭さを前面に出した方が伝わると思うんですが・・・。

最近、ウケるドラマというのが、まずそういうタイプじゃないですか。バブル時代のドラマだったら、下町工場は3枚目の担当です。しかし「地べた」の重要さが、だんだん解ってきたからこそ、地面の泥のありがたさやカッコよさが解ってきたのではないでしょうか。しかし、出産育児だけはなぜか「聖域」なのです。「ボクがお母さんを助けるんだ!」・・とは、心ある?子供ならまず言わないでしょう。なぜなら子供は基本的に自分が王様、大きくなるにつれ「どうもそうではないらしい」ことに気付き、大人になって「あ~あ、ガキだった・・」なんてことを思うのが、理想の育ち方とも言えましょう。

そもそも、今は家族観自体がかなり変わりつつありますね。両親、子ども、という家ばかりでもありません。ですから、子育てには、より社会の協力が必要なのです。しかし現実には「子供の声がうるさい」となる、あまり社会に歓迎されていないようです。歓迎されていないものをサポートする産科医・・って、何だか変な話ですね。このように産んだ後に、特にいいことが待っているイメージが無いと、せっかくの産科医も暇になります。しかし、その反面、不妊治療から降りられなくなっている人たちがいるのも事実、産科医の仕事として「女性の生き方」を考え直すような活動をするのも大事でしょう。本当は女性だけの話ではないのですが、現実にはまだまだ男性主導の社会、女性から何かをしていかないと、根本自体が変化しないのが日本社会なのです。

一時期、卵子の老化がニュースになりまた下火になりました。そして芸能ニュースでは、アラ40な方々のおめでたがたくさんあります。しかし、実際には40近い年齢での出産は、数々のリスクが多いですし、何より、育児に体力を取られる、そして自分の親が介護年齢に突入する、と、高齢出産にいいことはあまりないのです。(もちろん、個人個人の事情の違いはあります。)なのですが、年齢を経て出産する芸能人、しかも復帰が産後2,3か月程度、というのが当たり前に報道されるのは、ちょっと問題だと思うのです。妊娠出産、育児のサポートに人手とお金をかけられる立場だからこそ、この展開が可能なのです。数々の育児不安ニュースの中に、高齢主産芸能人の話が混ざるという、何だかいびつな構造になっていると思うんです。

しかも最近は、結婚の有無や子供の有無などを対立軸にしがち、そうではなく人生選択の1つであり、立場の違う人というのは、協力関係にあるはずなのです。にも関わらず「自分と違うもの、反目したくなるもの」=対立・・これでは何も出来ますまい、というわけで皆さん、ひとりで生きる道を行き、介護となれば人に助けも出せず、という社会になってしまうのです。

産科医増加=わ~い、ではなく、では自分がすることは何だろう?とりあえず、通りすがりの子供にあいさつでもしておきましょう。しかし、これも都会では不審者扱いされると困る、という理由でしないことも多いのだとか。出産問題は、いろんな角度から考えなくてはいけないことが山積みですね。


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