民間施設での施術と医療機関との関わり

seitai2先日クローズアップ現代で「肩こり解消の恐怖」というようなタイトルの番組をしていました。
以前「ためしてガッテン」で「肩こり解消はもむのではなく、しわを伸ばす」という画期的な方法が紹介され、しばらく週刊誌が後追いで紹介していたので、そういったことかと思っておりましたが、全くの見当違い・・・!いわゆる「整骨院「マッサージ」など、医療保険の効かない所での肩こり解消などの施術で起こるトラブルの話でした。

私も行ったことはありますが、通っていたところは保険の効く場所で、マッサージも温厚でした。しかしショッピングセンターに併設されている民間の「ヒーリングマッサージ」となると、色んな意味でハードルが高いのです。女子心には楽しそうなのですが、やはり何が起こるのか解らない・・いくら取るのだろう・・という気分がして結局入らないなんてことになるんですけど、1度思い切って足裏マッサージ店に入ってみました。
中は西アジア風、エスニックな香りと音楽が流れる暗い空間、そこで本当に足裏や、ふくらはぎをマッサージしてもらい、何となく非日常空間を楽しみつつ「重だるぅ~」な足も気持ちよくなって良かったです。

でも、こういう雰囲気だと、何か変なもの(薬物系)を売りつけられるのかも、と思ったりもしますよね。それ以前に、ああいうアロマの香りは合わない人というのがいるのです。そこに対する知識が無いというのは、今にして思えば怖いですね。また暗い閉鎖空間で施術師が男性、というのも、ちょっと怖いです。これは病院でも同じですけどね。

しかし病院の場合は「組織」ですから、何か問題があったら、そこの看護師なりなんなりに相談することが出来るし、解放感もあります。つまり、医療資格のないマッサージは「医療で解決出来ない何かが治るかも」とか「ちょっと刺激的な初体験の雰囲気」を味わえる良さがあると同時に、先に書いたような抱えるリスクもあるんです。

しかし、今回のクローズアップ現代は、そういった内容ではなく、更なる健康被害について詳しく説明されたものでした。ご存知とは思いますが、医療機関というのは効能や治療に関する「広報」が出来ないんですね。
「これ治せます」と表示をしてはいけない決まりがあるのです。よって、新病院開設の広告が「開放的な空間で、患者様に気持ちよくお過ごしいただける」といった抽象表現になるのです。

また広告はダメですが、各診療科の持つ技術を書くのは当然自由です。「当院では胸腔鏡を早くから導入して、胸部疾患の患者さんの生活の質を上げる努力を~」なども、OKです。事実である技術記載と「本人の意気込み」の記載ですので、不当な広告にはなりません。これに対して、国家資格の無いマッサージや整骨院は、医療の法律に従う必要がないため「肩こり一発で治せます!」という表現が可能なんですね。痛い施術こそが効く証など、おそらくネットで検索したら、かなり、いろいろ出てくるでしょう。エステも近いですよね。

脱毛や痩身は、美容ではありますが、体に施術をするという意味では同じです。肩こり、腰痛、頭痛などは、未だに原因がはっきりしない、また複合要素が多く絡まっているということで、解りやすく治ることはあまりなく、「ずっとすっきりしない」という感じの人が実に多くいます。ここで「当院ではオリジナルの方法を取り入れ」となれば、行って見ようかなと思ったりはしますよね。その結果、あまり知識のない施術師に、恐ろしい青あざをつけられるのはまだいい方、首を変に動かされ、頸椎に損傷を受けるケースも、珍しくはないようなのです。

これは、施術する側の知識不足もありますが、民間マッサージというのは、既往症を詳しく聞いたり、その人の体質をまずしっかり把握する、という部分がとても薄いのです。頸椎損傷の人も、頸椎に元々問題があったようなのですが、元々も別件でマッサージを受けていたため、施術師には言っていなかったとのこと、そして軽い気持ちで「肩こりがひどく・・」といった所「ああ、首ですね~」といわれ・・・逆効果になってしまったということなんです。民間マッサージが、効能を好きなように宣伝できるのも問題ですが、医療機関出なければできないこと、それは優れた診断とその重要性ということが浮き彫りにされたテーマでした。

しかし、整形外科に通いながら、一方で民間施設での腰痛治療という人は、かなり多くいると思うのですが、その話をあまり医師が聞いてくれないような気がするのです。「どういう施術を受けていますか?」など、あまり突っ込まれることがないんですね。よそでの話だから、自分の責任ではないし、・・という気がするのかもしれませんが、腰痛の原因が内臓疾患や心のストレス、体の他の場所を使い過ぎているなどの、総合診断を下せるのは医師だけなのです。

医療機関というと、治療ばかりがクローズアップされますが、診断についてのプロ意識を忘れず、色々な場所に頼る患者さんの総合判断をしてほしいと思うのです。もう少し医療機関にいる人間が、国家資格を持たない人間が、どんな施術をしているのかなどの状況を積極的に学ぶ姿勢が欲しいですね。


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