情報収集と健康~看護師が関与できることは?~

インターネットが普及したのは、今に始まったことではありませんが、最近は特に医療に関する情報が目立つように思います。
わたしが書いているこの記事も例外ではありませんが、看護師向けに書かれた記事とは違い、一般向けにかかれている記事も多いですよね。

病棟で入院している患者さんの中には、自分で情報収集している方も少なくありません。
こちらの記事(「この患者さんって一流!?話題の患者分類とは)の記事)でも、患者さん自身が情報を得るのは必要だと述べましたが、中には知識がない人が読んで、勘違いしてしまいそうな記事があるのも事実です。
健康に近づきたいと思って情報収集をしているつもりが、勘違いで自分の命を縮めてしまう可能性もあるのではないでしょうか。

患者さんの情報収集

それでは、医療者ではない一般人や患者さんはどんな情報を求めているのでしょうか。
疾患を患っているのなら、それにまつわる情報、主に病態、予後、治療法、薬剤などが多いですよね。
しかし、病院にかかっていない人ならば、人間ドックや検査、どんな検診があるのか、病院の評判などが多いでしょう。
また、健康意識が高い人なら、より健康になるための理想的な食習慣、運動習慣、サプリメントや健康法などを調べている方もいらっしゃいますよね。

情報収集内容
・病態生理
・治療法
・飲んでいる、使っている薬剤
・人間ドックなどの健診施設
・気になる症状に関する検査
・理想的な生活習慣法
・サプリメントなど

情報収集源はインターネット、テレビ、雑誌、口コミ、医療機関など様々ですが、一番手軽で知りたい情報を検索できるのはインターネットでしょう。
若い入院患者さんは、パソコンやiPad、Surfaceなどを持ち込む方も少なくありません。

情報収集源
・インターネット
・テレビ
・雑誌
・口コミ
・医療機関など

病院などの施設では、患者さんが調べた内容をもとに質問されるケースも多いですよね。
また、看護師の意見を聞かれる場合と、医師や薬剤師に聞きたいのでと場を設けるために質問される場合もあります。

一般向けの医療記事って看護師からみてあり?なし?


さて、こんな記事を見つけました。
週刊現代が「ムダな薬」の存在について報じたというものです。
記事によると、その内容は辞めるのが難しい生活習慣病の薬、効果がないのに使われている薬があるという内容でした。
「死ぬまで飲み続ける覚悟と金ありますか」という見出しがつけられ、現在内服している人にとって目を引くトピックスですよね。

正直なところ、薬の処方は医師判断ですので、無駄な薬はあると思います。
なぜって、全国約30万人の医師がいる中で、すべて正しく診察し処方しているとは限らないからです。
そうですよね、人間誰もが万能ではありませんから。
看護師として働いていても、「あの先生、ほんっと処置下手だよね~」「あの患者さんにあの薬使っちゃうんだね~」ということはよくあります。
しかし、こういった週刊誌で大々的に「ムダな薬!」と報じられると、一部の方は勘違いするかもしれません。

例えば、記事の中では「辞めるのが難しい生活習慣病の薬」と報じられていますが、看護師から言わせてみると「そんなの当たり前」です。
なぜって、それまで長年積み重ねてきた生活習慣が乱れていたことで生活習慣病になったのに、生活習慣を改善せずとも数値が良くなるなんてことはほとんどないからです。
患者さんの中には「生活習慣をこれ以上改善したくないから薬を飲む」という方もいらっしゃいます。
もちろん、薬を飲みながらも、生活習慣を改善される方もいますよね。
そういう方に関しては、薬の調整は当然のことながら慎重になります。
医療者としては、薬の効果、生活習慣の改善法、それに伴う血液データはもちろん、この先この生活習慣を続けられるかというところも視野に入れみていかなければいけません。
万が一、「休薬中に血管が詰まって倒れた!」ということはあってはいけないからです。
ともすると、訴えられかねないですからね。そういった責任を持って患者さんに接している病院はたくさんありますが、このような類の記事はそういった医療側の真意を汲み取ってもらえないんだなぁと思ったりします。

もちろん、お金をとりたいがために薬を処方する病院もないわけではありません。
不要な薬を処方し続けることで、病院としては儲かりますからね。しかし、そこは「患者力」のみせどころ。なぜこの薬が必要なのか、医師の見解はどうなのか、今身体は良くなっているのか、この先どうなるのかなど、医師に聞いて納得できないなら病院やクリニックをかえるべきでしょう。
地方で病院やクリニックが少ない地域は通院や利便性なども考慮しなければならず大変かとは思いますが、自分の身のことです。自分で見定めなければいけません。

看護師に何ができるのか


それでは、一看護師に何ができるのでしょう。
病院に来るのは疾患のある患者さんですよね。
しかし、病院での普及活動は無駄ではありません。
社会的に本当にひとりぼっちの人はそういませんから、日々患者さんの疑問に答えることが大切です。
もちろん、それにともなうコミュニケーション力と知識を日ごろから意識することも必要です。
また、自分に答えられない範囲のことや、より専門が良いと感じた場合には、その都度医師や薬剤師などと面談の機会を設ける調整役として動いていくのも看護師の仕事のひとつ。
情報があふれる時代、正しい知識を普及することは昔以上に求められています。


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