周囲との関係と医療

img_0医療系の記事をあれこれと見ておりますと、どうしても「治療」という考えが強いことへの違和感を感じます。ネットでよく挙げられている健康テーマというと、腰痛、肩の痛み、生理痛など、理由がはっきりしないものが多いですね。だから、皆さん何かないかと、ネット情報を探し回っているのだと思いますが。(自分もそうだったり(-_-;)

しかし、例えば、腰痛の8割以上は原因不明だといいます。そしてヘルニアのように、画像上「ヘルニア」にはなるのですが、全く気付いていない人多数ということも多くあります。極め付きは、心因性のものですね。一度頭の中に「腰が痛い」という回路が出来てしまうと、誤作動に近いことが起きるらしく、実は私の親戚で車椅子にまでなった人がいます。運よく、メンタル方面からの治療に出逢い、最近は普通に歩いて日常生活を送っていますが。

腰痛で困ることとは何か・・痛くて動けない!~気持ちが塞ぐという悪循環ですよね。もちろん、放っておいてはいけない病気由来の腰痛もありますが、そんなことの心配も頭をよぎり、色々な治療方法を試す、ということになってしまうのです。でも、ここで、ふと思うのは、腰痛にしろ、肩こりや痛み、頭痛にしても、原因を知る理由があるとすれば、がんのように、悪化していく病気かどうか、誰が見ても医療行為を施した方が良い、という状態かどうか知りたいということですよね。それ以外は、ヘルニアであっても「ずばりこれで治ります!」というマニュアルのような治療法はありません。というより、大抵の病気は本人の行いや環境で、かなり状態は変わるのです。

地道な運動、食生活の見直し・・などというのは、1番辛い上に、あまり人に自慢したり、同情されたりすることではないですよね。「続けていたら治ったよ」と言っても「ほお!」と感心されるくらいなのです。
それより、病院で診断名をもらって「治療しています」という方が、世間では通りがいいですよね。また仕事を持つ人の場合は、まさにこのパターンで、本人の症状は、診断書があろうがなかろうが同じことだと思うのですが、診断書というお墨付きが得ることで「すわ重大事」と認定されたりするのです。(認定されて、将来性を閉ざされるのが嫌で、口外しない人もいますが、考え方は同じですね。)

しかし、痛みやそこから来る生活上の不自由は、かなり周囲の人間が解決してくれるのです。介護の例が解りやすいですが、周囲にいる人全員で寄ってたかって、本人の世話をやく、また介護責任者の話を聞く、ということが出来れば、特定の誰かにストレスが溜まることなく「まあ、いろいろあるよね」ということで、日常の一コマに組み込まれます。そうすると、当の要介護者も絶えず世間と接点を持つ、という大きな利点が出来ます。

どちらかというと、かなり高齢県に住んでおりますが、大病をした後でも、高齢の人が、悪い意味で、ちやほやされることはあまりありません。どちらかというと戻ってきた次の日から、町内会行事に巻き込まれたりします。その代りに「具合が悪い」といえば、すべての人が状況を知っていますから、免除されます。こういう状況であれば、本人は頑張らなくては!と、自然に思ってしまうものです。何しろ「地域がお待ちかね」なのですから♪

これは、漠然とした体調不良の場合もまったく同じことが言えます。無縁社会が進む今、調子が悪い=病院にいく=薬をもらう=副作用が出る=相談相手はいない、という話はよくあることです。しかし「調子が悪い」の段階で「いろいろ言ってくれれば手伝いはするから、しばらく休んでなさい」と言われたら・・それはさぞ安心でしょう。また休む安心感と、実際の休養で、病院は必要ない可能性も大きいのです。

また、何かの病気が見つかったり、高齢だったりする場合は、訪問看護師を利用して、周囲の人間が日誌を見ていれば、これまた不要な通院は要らない可能性があります。どうも世の中「弱音をはいてはいけない」という風潮が強いですね。昔の精神科に対する風潮はもっぱら「根性論」でしたが、最近では「生活保護」など違う方向にも「自己責任」という形で持ちだされたりしています。

しかし・・誰でも痛くて何かがやれない、しんどい、家族にいろいろゴタゴタがあり精神的に参っている、などの、出来事はあるでしょう。最近は誰かがこういう主張をして、何かの責務を免除されると「ずるい」となります。そして「私もここがつらい!」と、何か弱音合戦のようなことにすら、なっていきます。

そうではなく、痛いという人には手を貸す、変われそうな人が役割を負う、その代わりに「痛みに悩む人」には、他の出来ることをお願いするのです。「病気になった」=治してもらって、元通りの戦力に!という背伸びは、いささか時代遅れな気もします。出来る人が出来ることをやる、助け合うという考え方はいかでしょうか?

この考え方には、大きな利点があります。相手の長所を探し出さなければいけないからです。しかし、それが出来れば、それぞれの役割分担をやりがいを持ってこなすことが出来ます。
医療機関にかかる判断を自分一人でするのではなく「これは周囲の手に負えることではないから、医者の所に行け」と言われるような世の中になるといいですね。「病名」は最終手段ということで。


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