仕事への意識改革とストレスチェック

stressいつの間にか、企業のストレスチェック導入の月になりました。随分前にこのテーマを書いたような気がするので、やはり1年の後半は早いものですね~。

さて、いきなり「ストレスチェックの簡易ダウンロード版に不備があった」というニュース登場。マイナンバー騒動をほうふつとさせますね・・。

しかし、このストレスチェック制度、前にも書いたのですが、皆さん正直に回答されるのでしょうか?雇用先に対して、守秘義務はありますし、回答することで「ちょっと休み不足かなあ」と気づくのは良いことです。というより、そこが目的だと思うのですが、問題は「ちょっと休もうかな」と思ったときに、肝心の組織がそういう仕組みになっていないのではないか、ということです。

この制度があるということは、おそらくストレスからくる病での休養が、今後オフィシャルに認められていくということでしょう。どことなく「一生懸命仕事をしている姿が素晴らしい」という価値観に満ちている日本の企業に、「自己分析をして必要に応じて休むこと、そのことが効率をより上げる」という考え方が、取り入れられたら、それが理想でしょう。

仕事というのは、職種にもよりますが「皆で力を合わせる」「協調性」だけが必要な世界ではありません。また「力を合わせて何かをする」ときに、Aさんはなるべく多くの人と触れ合い、丁々発止とやっていく、でもBさんは自分の力量不足を解消したいので、自分だけの時間を持って勉強に励みたい、と人の数だけ、職場貢献のやり方の数はあるはず。またCさんは、やや病弱体質、出来るだけ人より休みを多く取りたいかもしれません。必ずしも9時に出勤、が大事なこととも言い切れないのです。

逆に言うと、9時に来られなくても、それ以上のものを持っていて、それを仕事に役立つように出来ればより会社にとっていいことがあるかもしれません。このように、ストレスチェックの導入がただの「ストレスを溜めない」環境づくりに終わるのではなく、本当にストレスを溜めない会社作り=個人個人の能力を見極めたうえで、きちんと適材適所に人員を配置する、という所まで行けばかなり意義深いものになるでしょう。

しかし、今現在、ストレスチェックをした結果、何が起きるのか良く見えてこないのです。1つ言われているのは、チェック指数の高い部署は、やり方を変えるなど、見直しをするということです。それはいいことです。
ですが、会社の部署というのは、他の部署と連携を取りつつ、会社全体の利益をあげていく1つの集団=チームですよね。自分の部署で、今まで見落とされていた改善点が見つかり、よりうまく部署内が回るようになれば、他の部署も引っ張られて、どんどんいい組織が出来ていく、という可能性はあります。ですけど、他の部署や会社組織自体に問題がある場合もあるはず、これはどうしたらいいのでしょうね?また、誰かがストレスチェックに引っかかり「どうもうちの部署はうまくいっていないようだ」となると、うまくいっていると思っていた人が、犯人探しをしたり、人間関係に逆に問題を起こす可能性もありますよね。

また1つのシステムを導入すれば、それだけ会社に余計な負担、時間もお金も増えます。要らない仕事(不要ではないかもしれませんが)が、師走に追加されてしまうのです。これでよりストレス増大・・本末転倒ですね。本来こういったこと=ストレスチェック制度は、会社が自主的に行うのが1番よいのです。人材のロスで損をするのは、当の会社なのですから。

しかし、実際には、目先のやりくりでいっぱいいっぱい、やれなくなった人には最悪止めてもらわねば・・というのが今の社会ですね。この構造自体が解決しない限り、ストレスチェックに引っかかった人の分を誰かが補い・・ということになってしまい、あまり労働環境という問題自体は解決しないのでは、と思うのです。

1つ思うのは、組織人がストレスチェックをあまり受けたくない理由があるとすれば、「病気の烙印」を押されることですよね。もし休業になった場合は「休んで金をもらっている」などという、やっかみまで買ってしまいます。実際、うつ病の人が気晴らしで何かをしている姿を目撃され、噂になり、またひきこもりになってしまったなんて話を聞きますね。よく考えたら「休業中に給料が出る」というのは変な話ではあります。働いていないのに、お金がもらえる・・そのことでうしろめたさを感じる・・ということで、自分の病気や介護を理由に離職する人が出てきたりするのですが、この負担金、雇用先ではなく別の場所が支払うようには出来ないものでしょうか。

会社は人なり、ではありますが、休職中の社員が増えたら「休職中の給料」支払いもかなり大変、また「ずるい」と感じる人がいるのも、何となくわかります。これが外部からの補填だった場合、病気を理由に解雇はされませんし、休業中にかける迷惑は「人員の欠落」だけです。

現時点で、やや先が見えづらいストレスチェック、1ついいことがあるとすれば、いわゆるブラック企業・・の社員、全員が「ストレスマックス」な結果を出せば、おそらくその会社は変わらざるを得ないでしょう。個人のためというより、社員のことを考えていない会社が、より世間に、ばれやすくなる効果はあるかもしれませんね。

せっかくのターニングポイント、意識改革まで行ってほしいものです。


応援クリックして下さると励みになります!
↓↓↓↓↓↓

看護師 ブログランキングへ

関連記事:心療内科

関連ブログ記事:ストレスチェックの義務化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめサービス一覧

常勤、非常勤、パート、派遣あらゆる看護師求人情報を無料で簡単条件検索し放題!!

お仕事をお探しの地域の最新求人情報を週2回配信する「ハローワークナース通信」
もちろん利用は無料です。

今、評判のよい看護師転職サイトってどこなの?⇒ 現役ナースがよく利用している看護師転職サイトをランキング

おすすめコーナー

ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!