介護者増加に伴う地方移住について

tihou2025年東京都圏45%介護者増加に伴い、地方移住の提唱というニュース、よく考えて見たら随分と上から目線な話で、「歳とったら都会では面倒見切れないから田舎に行ってね♪」と、家族に言われるのならまだ解りますが、国家に言われるのです。

就職口が地元になく、地元に空き家を残し、東京に就職、という流れを作ったのは国ではないのですかねえ。と、まあ何となく呆れるところもありますが、受け入れる地方としては10年後にそういう流れが来るかもという想定をしておいた方がいいのでしょう。

ところで、今回選ばれた医療介護が充実している都市のレベルの基準が謎です。介護については「空きベッド数など」とありますが、過疎化して人がおらず、空室が多いというだけで、レベルが高いことにされてしまった地域もそれなりにあるのでは、と思うのですが。

そもそも我が町も指定されておりましたが、その隣の市の特養は、数年前の時点で空き待ち300人なのです。5年程度は待たなくてはならず、という状態は我が町でも同じかそれ以上だと思われます。実際、今回の突然の名指しに「人が足りているわけではないんだけど」という声の自治体もありますよね。そもそもそこまで足りているのなら、医療ツーリズムならぬ、介護ツーリズムをウリにして、「来てください」という自治体があってもおかしくないと思うのです。

既存の住民に対して「介護や老後の心配はいりません」と呼びかける自治体はあるかもしれませんが、外に呼びかけている自治体がないということは、介護のために来てほしい自治体はないということではないかと思うのですが。このあまり歓迎されていない感じも、ちょっと困りますね。ただでさえ、歳を取ってから環境が変わるのは辛いことです。しかも知らない地域に行って「困った人が来た」という目で見られてください、と言われているのに近いのですがね。

そもそも、この介護者増=他県へどうぞという発想自体「介護は自宅か、専用施設でやってね」と言っているのと同じですね。介護にもいろいろありますが、ある程度体が動く軽度認知症の人であれば、社会的に戦力になると思います。地域社会に必要とされるはずなのですが、どうやら社会的に要らないと認定されているようですね。介護や病院という現場では今、懸命にこの考えや物の見方を変えようとしていると思うのです。介護が必要な人=社会的弱者とも限りません。もし、仮にこういう人の英語レベルがとても高く通訳業だけは完璧にこなせたとしたら、どうなのでしょうね。

受け入れ先に勝手に指定されてしまった地域の方は、このように被介護者を戦力として考える発想にシフトするといいように思います。実際、人間は「そこに生きている」だけで宝ですからね、若い人が重宝されるのは、成熟する可能性があるからです。実際、被介護者や高齢者がこのような扱いを受ける発想になるのは「使えない人」だと思われているからでしょう。だとすれば、使える人になればいいのです。

では、具体的にどんな手があるのか、というと、とりあえず「よっかかり過ぎる発想」をやめることです。これは2つのデメリットがあります。寄っかかる側は過剰に甘え、受け入れる側は過剰な我慢をします。結果、両方が潰れます。お互い程々に頼る関係になれば、どちらも潰れにくくなります。また緊張感がある程度維持できるので、認知症の進行を抑えられますし、認知症の弊害=暴力、徘徊系の過剰反応も少なくなるのではないでしょうか。

認知症について思うのですが、病名の時点で「のけ者扱い」みたいな目をされた時のことを考えて見ましょう。誰でも心を病みそうですよね。このような社会的な視線が、高齢者の健康を大きく左右しているところは、かなりあると思うのです。そもそもなぜ、都会に高齢者が住めないのかと考えたら、社会に高齢者に対する受け皿があまりないからでしょう。大都市の場合、勤労で得る大きな報酬が、かなり人の評価基準になります。それゆえ、限られたお金の取り合いになり、どことなく殺伐、世知辛い感じになってしまうのです。

「モノ」は数が限られている分、取り合いになります。しかし、モノって所有しないといけないんでしょうか?逆もありますよね。例えば音楽や本など、寧ろ存在が邪魔になりオンライン化してますよね。1人に限られた数なければいけないのは、飲食と薬くらいではないでしょうか。

ここで問題になるのが、先に書いたお金の発生です。「モノのやり取り」にはお金が発生します。つまり経済活動が活発になるのですね。ですから、何かしらモノを延々と買う羽目になっているのですが、その考えから脱却するのもいいでしょう。既に地方の中には、必要性に迫られてそれに近いことになっているところも、わりとありますね。つまり、少ないお金で暮らし、少ないお金を稼ぐ、あまり経済活動に関与しない生き方というのもあると思うのです。今後のリタイア世代は「人が宝」ということを示せる第一歩かもしれません。


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