今、増えている!男性看護師の悩みって?

男性看護師
小学生の「将来なりたい職業ランキングトップ10」の女子児童部門に、必ずといっていいほどランクインする私たちの職業「看護師」。
ちなみに昨年度は第4位だったそうです。
憧れてくれる未来ある子供たちがこんなにいるんだな、と思うと背筋がしゃきっと伸びるようなすがすがしい気持ちになります。

私自身、入院中の祖母を担当していた看護師さん(当時は看護婦さんでしたね)の姿を幼少の記憶としてなんとなく覚えていて、進路を決めるときにふと思い出したのがきっかけだったりします。
反面、「なるまでの看護学生生活と、なってからの現場はなかなかなモノよ……」なんて、リアルな現状を知りすぎている分、姑根性といいますか、シビアな目で見てしまう自分もいたりします(笑)。

冗談はさておき、「女性の職業」としての認知度が高い看護師という職業。
小学生男子のトップ10に入らないのですが、医療現場で働いている男性看護師の人数は年々増えているそうなのです。

男性看護師はどれくらい増えている?

男性看護師
厚生労働省の発表によると、2014年から2016年の2年間で就業中の看護師は5.8%増えており、中でも男性看護師は1万225人増と全体看護師数の13.8%の増加率を出したそうです。
ちなみに、女性看護師は5万2393人増で増加率は5.2%。増加率は男性が上回りました。
実際、現場で活躍する男性看護師の姿を多く見るようになったな、という印象が私自身にもあります。
男性看護師が多く働いている部署といえば、やはり精神科や救急、手術室や老健施設といった力仕事が多い部署に配属されるイメージが強いです。
さらに最近は外来に配属されている病院も増え、活躍される場所が増えてきたように思います。

しかし、インターネット上では男性看護師の方々が「将来働ける場所はあるのか不安に思っている」「なんだか肩身が狭い」と悩まれることが多いという事実を知りました。
具体的な理由としては、夜勤をいつまで続けられるのか不安、といった性別に関係しない体力的な面から、「職場の設備が不十分」「働ける診療科が少ない」というものまでありました。活躍される場面が増えているなぁと感じていた分、このように悩まれている方が多いことにちょっと驚きました。

そういった背景を踏まえてなのか、看護師の職務に関する学術研究は今までも多くありましたが、男性看護師に関する研究も徐々にすすんでいるようです。
少し前の研究になりますが、私が気になった研究を1つご紹介したいと思います。

一緒に働く看護師は、男性看護師をどう思う?

看護師たち
2008年、福島県立医科大学が発表した看護研究で、

「女性看護師が男性看護師に期待する職務・役割に関する調査研究」

というものがあります。
この研究によると、女性看護師は男性看護師と一緒に勤務していてよかったと思うことが多い、ということが結果として出ています。
具体的には患者さんの移動・移送や、不穏患者の対応などの看護ケアや、職場の人間関係で緩衝材として柔軟に対応してくれるなど、ポジティブな意見が上げられているようです。
しかも、男性看護師に対して抱くイメージは「力強い」「やさしい」「頼りになる」が上位3位を占めており、ともに働く仲間として信頼していることがわかります。
私も以前、男性看護師が数名いる部署で働いていたことがありましたが、この研究結果が示すとおり、本当に助けられていたなぁという場面を多く思い出します。

では、一体どんな要因が男性看護師の不安につながっているのでしょうか?
この研究では、女性看護師の視点で「男性看護師とともに働いて困った」と感じていたことは、半数以上の看護師がないと答えています。
それを前提に「困ったこと」項目の約3割を占めるのが、患者ケアに関することでした。
しかもその内訳の9割を占めるのが「女性患者に対する看護・処置等」と挙げられているのです。
具体的には産婦人科系の処置(乳房マッサージや産後の悪露交換など)清潔ケア、排泄ケアといった性差があるが故の分野です。
これは看護師が困る、というより受ける患者さんの羞恥心に対する配慮をする、といった意味ではないかと思います。
患者という立場にたって考えたとき、やはりその配慮は必要というか、自分が患者だったらちょっと避けてほしいと思う状況だと感じるのです。
そういった配慮によって男性看護師がどうしても配属されにくい診療科や、受け持ちにくい年齢層が生じているのでしょう。
論文の「おわりに」にはこう記されています。

【看護師がその性差をとりはらい業務を行ない得ることは、患者の男女比と看護師の男女比のアンバランスに起因する。】

看護師たち
男性看護師が増加しつつあるとはいえども、まだまだ女性の職業としての認識が高い看護の世界。
性差による業務の偏りがあるのは否めません。
ですが、一緒に働く立場として男性看護師の皆さんの存在は、とても大きく頼れる仲間だと感じている女性看護師は多いのです。
活躍できる場がどんどん増えて、「働ける場所があるのか」といった将来の不安が少しでも解消されますように。
意外とそんな日がくるのは、遠くないのかもしれませんね。


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