人を「活かすこと」と平和

a1380_000937やや遅れましたが、フランスのテロ事件、痛ましい事故の犠牲になってしまわれた方のご冥福をお祈りします。

この件については、元々フランスという国が、イスラム教徒一般を歓迎していないような所があること、またシリア難民を受け入れかねている欧州諸国、そして何よりキリスト教徒、イスラム教(ISがイスラム教なのかどうかは見解が分かれますが)という、およそ日本人に関係のない、また理解しづらいようなことがあまりにも多く、正直FBに掲げられる大量のフランス国旗を見るのは、何となく複雑でした。

それはさておき、このようなことは、もはや対岸の火事ではないと思うのです。対岸の火事で済めば、それに越したことはありませんが、危険性はそれなりにあります。つまり、われわれ日本人も「テロ」というものがそばにある、ことは、意識しておかなくてはなりません。ただし、ある意味ではそれに近い経験を既にしていますよね。

例えば秋葉原の殺傷事件や、東日本大震災など大規模な予期せぬ災害、いかんともしがたい不測の事態という意味で、平和に暮らしていた一般人が、理不尽な不幸に遭うという点は共通しています。違いがあるとすれば、テロの場合、人のすること、報復の応酬=戦争になるのか、ということがあるのですが、そこは今回は触れないことにします。

忘れられたエボラ出血熱から、震災、そしてテロを考えると、日本人の命の危機は、近年かなり高くなっているように思います。しかし、エボラの騒ぎが大きかったあと、感染症対策のしっかりした施設が出来たのか、というと、そうでもない、拠点病院の広報も皆他人事、震災も当事者以外は近いものがあります。これからの医療関係者に求められることは、まずテロのような不審者、海外から国内までの情報を受け取っておくこと、そして考えられる被害についての対策を考えておくことですね。

当たり前ですが、病院は、無限に人を収容できるわけではないんです。そうすると、必ず文句が出ます。そうしたときの人員整理、うまくよそに回す方法を考えてもいいでしょう。またこういうときは医師と看護師、臨床心理士、技師という役割分担の違う人たちがうまく協力し合うことが大事です。どういうタイミングで医師を派遣し、看護師などをどのように動かすのか、これはしっかり考えておかないと、行動に無駄が出ます。つまり医療関係者が、不要に疲れ、人員をみすみすロスすることになるのです。(このあたりについては、災害救助のエキスパートD-MATが頑張ってくれていますね)

またテロによる被害というのは、怪我がばかりではなく、細菌兵器というのもありますね。またPTSDの被害もかなりの数になるはずです。そして、首都圏の場合、当の医療従事者が「被害者になる」可能性もあります。
本人が心的外傷を抱えつつ、ヘビーな状況に日夜対応することになるのです。このことは、阪神、東日本の災害で明らかになっていますよね。そういう人のバックアッパーも必要です。

思いついたままを書いたため、問題が色々な方に散らかっておりますが、それだけ「こうなった場合はどうするの?」ということが山ほどあり、しかもそれについての対策が、少なくとも表には出ていないということです。この件については、とりあえず、どういったことが考えられ、国民はどうするのか、ということを具体的に書いたものを配ってもらえると嬉しいのですが・・・。

医療現場の場合は、あらゆる状況を想定して、動線を考えるということになるでしょう。被害者が日本人とも限りません。宗教上の理由で、特定の治療を断る人もいるかもしれません。通訳も要ります。
しかし、まずそれ以前に、出来れば使いたくない言葉「従軍看護師」に近い覚悟を持つことが大切です。また過去の戦争と、今では看護師に求められるものが違います。何より、医療技術自体のグレードが上がっているのですから。

問題自体は、とても難しい。でも根幹はとてもシンプルです。
医療というのは「人を活かすこと」生かすことではありません。患者さんに、より良い生活を送ってもらうことです。テロというのは、その逆の行為です。しかもその行為により、精神的な健康を脅かします。そんな彼らに、ないものは「愛情」です。テロをやってもやっても「看護師が助ける」

最近の脳の研究で「リハビリは頑張る気持ちで効果が出る」ということが、解りました。つまり、「生きていく」ことに負けない気持ちは、テロには屈しないのです。それをサポートするのが、看護師、ナイチンゲール由来の戴冠式は、まさにその覚悟の場なのでしょう。ナイチンゲールも負傷兵の手当でした。でもこの女性がいたことで、女性の医療貢献度は上がり、患者にかける愛情も理解されるきっかけになったのだと思います。

戦争やテロは、無いに越したことはありません。ですが、ここで踏ん張り続ける人がいること、それが平和の心を、どんどんと広げていくような気がしてなりません。とはいえ、やはり有事の医療従事者は、愛情を差し出す余裕もないほど、大変ではあります。国民全員が無駄に怖がらず、冷静に対処することで、その負担は減ります。この連携が平和を維持するのだと思います。 


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