ニュースから学ぶ習慣の重要性

dome先日の医療ニュース「被ばく医療体制、見直し大筋合意」原発立地地域ごとに、原子力災害拠点病院を作り、被ばく医療ネットワークを構築、というような内容ですが・・・

そもそもニュースを載せているのが地方新聞だったりして、何とも地味、かつ漠然としたニュースですが、よく考えたら「全国に被爆者がいる前提」なんですね。地味な中にも、かなり重大なニュースです。しかし、決めるのはいいのですが、放射能の健康被害が何なのか判然としないだけに、医療側も困惑していそうです。

ちなみに、広島赤十字病院~原爆対策病院、は、どのようになっているのか調べたところ、血液、腫瘍治療センターという特殊な外来があります。とはいえ、これは急性被ばくで出た症状、もしくは原爆被害のタイムラグにより起こる症状なので、参考になるのかどうかも何とも言えませんね。勉強しておいて悪くはないと思うのですが、しかし今「被ばくしたみたいです」と外来に来られても、何も対応しようがありませんよね。

同じ未知な体験でも、感染症系はすぐに症状が出てしまうため、解りやすさはあるのですが、放射能の場合、まず医療のジャンルにかかっているのかどうかが解りません。とはいえ、先日の原発事故で、健康診断に異常が出ている人たちがいるのは事実のよう、そしてまた、どういう形で、放射能の害が起こるか解らず、学んで備えておくに起こしたことはないと思うのです。

放射能被害で解りづらいのは、症状にタイムラグがあるということ、そして元の原因(浴びた放射能量の条件)などが非常に特定しづらいことです。また、何と言っても放射能自体が体にどう悪いのか解っていないという大きな問題もあります。解りづらい究極系ではあるのですが、アスベストの被害などはこの条件に近いものがありますね。

アスベストの場合、物質に人間が工事現場で働いていたというケースなら、詳しい原因を聞けるかもしれません。しかし一昔前まで、アスベストは割とオープンに建物に使われておりました。居た本人が気づいていない可能性もあります。また、原因を聞いた結果が、資料になるメリットはありますが、目先の病気が治るかどうかはまた別の問題だったりもするのです。とはいえ、現在はアスベストがむき出しの建物は、ほぼないはず、それによる被害は防げますし、これだけニュースになれば「そういえば・・・一応呼吸器の健康診断を受けておくかな」となる分被害は小さく出来ます。原因を知るのは大事ですね。

また放射能による健康被害が解りづらいとはいえ、先に書いた広島赤十字のような、近い症例を扱った経験を持つ施設はあります。早目にそういう所から、いろいろなことを学んでおくことは大事になってきます。特に最近はニュースがオープンになりやすい時代、例えば隣国からやってくるPM2.5は、どんな物体が飛んで来ていて、どういう健康被害が考えられるのか、ということを先回りして研究すると病気予防に効果がありそうです。

もちろん今現在、花粉症や呼吸器疾患が増えている可能性もありますし、そういう症例を、きちんと今後に向けて資料化するのも大事ですね。医療データのビッグデータ化~どのようにデータを集め、どこで誰が解析するのか、そういう人を育てることなどが、今後の課題になります。また医療技術が発達すればこそ、のバックアップも要ります。先日65歳で4つ子を妊娠した女性のニュースが出ておりましたが、このようなことが可能な時代です。しかし、以前も書いたように、体外受精自体、まだ1人の人間の人生が終わっていない程度の歴史、生殖医療の追跡も大事になってくるでしょう。技術が進歩すればするほど、予測医療の量がどんどん増えていきますね。

そういえば、少し前の週刊文春に「ジェネリックは先発薬とは別物だ」と言うニュースが出ていました。メインの成分は同じだろうと思うのですが、「つなぎ」やカプセルの素材によっては、当然効き方が変わってくるのです。サブ成分にアレルギーがあることも考えられますね。こういったことも把握しておかなくてはいけません。またジェネリックの場合は、きちんと広報をする責任があります。放射能被害も同じですが「原因となると思われるもの」がある程度、特定できなければ、拠点病院を作っても「当事者」を運べませんし、治療もピント外れになります。

先日のエボラ出血熱騒動の際も、各都道府県別、感染症指定病院がHPに載っていましたが、あまり全員がそれをチェックするとも思えず、もし患者が出ていたら、プラスアルファの騒ぎが起きていたことでしょう。このような日々のニュースを「たら、れば」で、考えてみると、医療側が勉強しておくことは山のようにあります。

臨床で知っておくべきこと、ビッグデータ化した方がいいこと、しっかり世間に広報~周知してもらわなければいけないこと、の3点を今後の医療現場は絶えず考えなければなりません。臨床看護師に必要なのは、ニュースの中からいろいろなケースを見つけ出す習慣をつけること、そして広報です。特に最後の広報について、漠然としたニュースを人は記憶しませんが、口コミなどは覚えているもの、その辺りをうまく利用したいですね。「放射能被害」も妙な噂や偏見を消し、きちんとした予防や対策が出来るといいのですが。


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