セクハラと男性看護師

JU170_72A看護師・・病棟や外来勤務などの「接客指数」の高い人の場合ですが、やはりセクハラはよくあることです。

例としては「彼氏いる?昨日は良かった?」系、またダイレクトに実行に移す「しっかりおさわり系」「エロ雑誌をオープンにしておく」などの「からかい系」と、こんな所が主ではないでしょうか。しかし、こういうセクハラがいいとは決して言いませんが、病人というのは「お世話になる」が前提ですね。また認知症、術後せん妄などの「病的な症状」として現れる人もいます。

つまり会社などでのセクハラが「パワハラに近い」=上から目線の行動なのに対して、基本的に入院病棟などでのセクハラは「脅迫まがい」の要素は殆どないのです。院内においては、看護師さんの立場が上ですからね。(※医師によるセクハラも時折あるようですが、この件は今回は除外しておきます)つまり嫌がらせというより、当事者の男性患者にしてみれば「楽しみ」以上でも以下でもありません。これ、実は結構興味深い話だと思うのです。

普通セクハラというのは「男尊女卑」がベースにあるため、非常に嫌な感情的なしこりが残りますし、当の男性が「自分の力」を振りかざしていることに気付かないので、より深い問題になっていくのです。「女の癖に、女だから」という一言がこの問題の根強さを語っています。これに対し、看護師の場合は「女性の立場が上」ですね。実際セクハラを受けて、心痛している方には気の毒だと思うのですが、これにより若い看護師が院内でないがしろにされるということは、ないのです。

むしろ看護師の世界では、セクハラをするような男性でも、深刻な治療やケアが必要な場合は「若くて綺麗」な人ではなく「熟練した、少しお母さんっぽい人」にケアされる方が安心という方が大半だと思うのです。
「入院したら若い看護師さんをたくさん見られる!」なんて言っている男性でも、スキルの高い処置を受ける時は若くてきゃぴきゃぴしたタイプより「熟練おばちゃん」タイプの方が圧倒的に安心できるのではないでしょうかねえ。実際「せっかくなら若くて綺麗な人がいいなあ~」と検温タイムなどで熟練看護師に言い放つ男性は、それだけ、熟練看護師を信頼している証拠ではないでしょうか。まさに「母親」ですね。

一般社会で「キャリアを積んだ女性が大事」というような標語は、往々にしてお題目、結局「綺麗で若いのが1番いいよね」というのが普通ですよね。女性の実力自体が評価される場所は、かなり稀です。女性アナウンサーのように「技術があってほしい」と思う職業でも「ミニスカートで舌足らず」な若い女性が出てきて、ちやほやされ30でリタイアになりますよね。そう考えると、看護師の世界というのは、最先端です。本当に実力が必要とされ、そこで力を活かせれば、女性はきちんと評価される!ということの見本のような世界です。セクハラは、そんな状況にちょっとは華が欲しいというオプション的な存在です。

女性が輝ける~とわざわざ標語を掲げ、無理に管理職を作らなくても、女性ならではの特性をきちんと活かせれば、自然に「安心なおばちゃん看護師」が皆に頼られる仕組みになっていくんです。

ところで、こういう状況下「男性看護師」も増やそう、という少し前に出てきましたよね。実力評価な社会なので、実はかなり男性看護師が増えるのかと思っていたんですけど、思ったより増えませんね。やはり、まだレアな存在になっています。

男性にしては給与が安いという理由もあるとは思いますが、女性のように結婚出産がないだけ有利ですし、スキルアップも可能だと思います。・・にも関わらず、なぜか思ったより増えてはいない・・・これも結構興味深いんです。考えられることは「紅一点」というのは、割とあるケースですが、「黒一点」はあまり聞きませんし、ニュースなどでそういうケースを見ていると「女性陣に気おされている男性」という何だか哀れな構図に見えてしまうのです。

独断と偏見ですが、男性は女性と同等の立場になることへのハードルが相当高い生き物なのかもしれません。まず「おしゃべり」に入れません。病院勤務の場合、きちんとした業務連絡はもちろん大事なんですが、普段の「グダグダトーク」で得る予備知識が実際の業務に大きく活きていると思うのです。幸い今どきの若い男性は、中高年男性より、こういったシーンへの適応力が高いです。今後に期待しましょう。

また、患者の側に「女性に触られるのは男女問わず心地いい」けど「男性に触られるのが嫌な女性」は割といます。この点も大きいかもしれません。しかし、習慣になっているだけで、男性患者さんも「尿管取り換え」やそれにまつわる男性特有の悩みは同性の方が話しやすいと思うのです。

このように「女性主導の社会」の見本が看護師の世界です。ここでうまく男性看護師をうまく活かすことが出来れば、社会の男尊女卑構図はかなり変わるのでは!と思っています。若さバンザイ!な日本社会で「おばちゃん看護師」が1番頼りにされる、という図式、実は時代の最先端!ということなのかもしれませんね。


応援クリックして下さると励みになります!
↓↓↓↓↓↓

看護師 ブログランキングへ

関連記事:男性看護師の現状

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

おすすめサービス一覧

常勤、非常勤、パート、派遣あらゆる看護師求人情報を無料で簡単条件検索し放題!!

お仕事をお探しの地域の最新求人情報を週2回配信する「ハローワークナース通信」
もちろん利用は無料です。

今、評判のよい看護師転職サイトってどこなの?⇒ 現役ナースがよく利用している看護師転職サイトをランキング

おすすめコーナー

ページ上部へ戻る
error: Content is protected !!