「訴えてやる!」と言われないために


女優高畑淳子さんの息子で俳優の高畑裕太さんが、強姦致傷罪で逮捕されましたね。
最近、よくテレビで見かけていたので、とても残念なニュースです。
高畑淳子さんも記者会見を開き、涙を浮かべながら記者の質問にひとつひとつ答えているところをみました。
母の心を思うと胸が締め付けられます。
しかし、被害者を思うと、それはつらかったでしょうし、男性に対する恐怖心やトラウマも心配されます。
このような事件は、絶対に起こってほしくないですよね。しかし、先日病院でもわいせつ容疑で医師が逮捕されたという報道がありました。

麻酔から覚めたばかりの患者さんにわいせつ行為!?

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東京足立区の柳原病院で、手術後の30代女性に対してわいせつ行為をしたとして、40歳の医師が逮捕されました。
報道によると、この医師は胸の手術後、患者さんの様子を見るようなふりをしてわいせつ行為を行ったとみられています。
取り調べでこの医師は「やってない」と容疑を否認しており、病院側も「全身麻酔後の患者さんの訴えのみを根拠とする不当な逮捕だ」と訴えています。

確かに麻酔をかけるとドロドロの状態になりますし、意識がはっきりしない状況での訴えは信ぴょう性に欠ける気がします。
麻酔後意識がもうろうとしている中で、人が変わってしまうような患者さんもいますし、どこまでが本当だったのかは調査が必要ですよね。
しかし、被害女性からすると、どうであれ嫌な思いをしたことは確かでしょうし、病院に対する不信感がもともとあったのかもしれません。
本当にわいせつ行為をされて、医師や病院が隠蔽しようとしているのかもしれませんしね。
とはいっても、病室に監視カメラがあるわけではないので、事実関係を明らかにするのは難しいでしょう。

問われる病院の管理体制


このようなことが起きると、病院の管理体制が問われます。
あとで訴えらえないように、監視カメラをつける部屋を設けている病院も少なくありませんよね。
医療というのは、最善を尽くして当たり前のサービス業。しかし、最善を尽くしたところで結果がどうでるかは誰にもわかりません。
患者さんからすると、病院に命を預けているといっても過言ではありませんから、何かあったときには怒りの矛先が医療者に向けられることも多いですよね。
もちろん、以前にも紹介したように(この患者さんって一流!?話題の患者分類とは)病院側と患者さんというのはパートナーで、対等であるべきなのですが、何かを施すのは病院側ですから、医療者は命を預かっているという思いで仕事をしなければいけません。
特に看護師は日々痛感しているので言うまでもありませんが、医療者と患者さんとの思いのすれ違いはよくあることなのではないでしょうか。

例えば、採血ひとつでも病院側と患者さん側にとっては大分違ってきます。
想像に難くないと思いますが、看護師にとって採血なんて日常のことですし、血液をとって検査をして、今後の治療方針に役立てるということは、患者さんのためを思って行うことのように思いますよね。
しかし、患者さんからしてみると、針を刺されるのは苦痛ですし、嫌なものは嫌だと拒否される方もいらっしゃいます。
ましてや、失敗なんてしようものなら激怒する患者さんも。
看護師の「私だって好きで失敗したんじゃない!」「頑張ってやってるんだ!」という思いとはうらはらに、患者さんからは怒鳴られて、別の看護師に代わりを依頼するときにはものすごく悲しい気持ちになります。
また、ふつうに採血が終わっても患者さんの止血があまくて出血したり内出血になったときにも非難されますよね。


そうならないために、患者さんへの説明は丁寧に行い、患者さんがどんな人なのかのアセスメントをした上での行動は重要です。
日々心がけていることかとは思いますが、後日電話で苦情が来たり、「訴えてやる!」と言われた場合、毎日たくさんの患者さんを相手にしているこの仕事で、「間違ったことをしていない証拠」を挙げることはできません。
とりあえず、病院側として体裁を保つために謝ります。謝って怒りを鎮めてもらうというのは、ほとんどの病院で行っていることではないでしょうか。
しかし、それは日本の文化であって、海外の方からすると「謝る」=「罪を認める」ということなので、不利になってしまうことも。
そこで、トラブルが生じやすいところには監視カメラを設置したり、細かく状況を記録しておくなど、何かあった場合には「間違ったことをしていない」という証拠を残すことが大事なのかもしれませんね。

今回のように、術後など、患者さんの意識がはっきりしていない状況では、このような記録がさらに求められるかもしれません。
しかし、プライバシーの問題もあるので、監視カメラについては是非が問われるところでしょう。
そこは麻酔から覚めるまでという制限を設けることや、採血室などたくさんの人が出入りするところでは、必ず明記して記録するという工夫が必要かもしれませんね。

病院の管理体制として、まずは患者さんから訴えられないことが大切ですが、患者さんと医療者の両者を守るための対策が求められているのではないでしょうか。


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