「戴帽式」とナイチンゲール誓詞

戴帽式
全国各地で「戴帽式」が行われたというニュースが流れています。
ニュースのタイトルには、

「理想の看護師」
「決意新たに」
「誇りを胸に」
「誓い」
「ろうそくの火」

などといったワードが並んでいます。

「戴帽式」なつかしいです。
わたしもそうでしたが、多くの看護学校ではナイチンゲール像のろうそくから火をもらい、看護学生たちがろうそくを持ちながら厳かに歩きますよね。
そして、「ナイチンゲール誓詞」を唱え、理想の看護師像を胸に刻み込む・・・

ナースキャップがあった時代、キャップをかぶせてもらうので「戴帽式」と呼び、それに憧れた女子も多かったですよね。
しかし、ナースキャップは廃止となったので、キャップをかぶせてもらう学校は減りました。
一部では、伝統を重んじてナースキャップをかぶせているところもありますが、いずれにしても「戴帽式」は憧れであり、決意であり、看護師への第一歩。
今年、「戴帽式」を受けた看護学生さん、素敵な看護師になってくださいね。

「ナイチンゲール誓詞」言えますか?

ナイチンゲール誓詞
あなたの学校ではどんな「戴帽式」が行われましたか?
「戴帽式」の思い出はありますか?

わたしの「戴帽式」のときは、ろうそくを持ちながら歩くのが怖くてスムーズに歩けなかったり、ほど良い暗闇とろうそくの光とアヴェマリアの曲で勝手に癒されたり、一生懸命覚えたはずのナイチンゲール誓詞を間違えてしまったという記憶があります。

さて、あなたは今でもナイチンゲール誓詞をいえるでしょうか。

「ナイチンゲール誓詞」
われはここに集いたる人々の前に厳かに神に誓わん。
わが生涯を清く過ごし、わが任務を忠実に尽くさんことを。
われはすべて毒あるもの、害あるものを絶ち、
悪しき薬を用いることなく、また知りつつこれをすすめざるべし。
われはわが力の限りわが任務の標準を高くせんことを努むべし。
わが任務にあたりて、取り扱える人々の私事のすべて、
わが知り得たる一家の内事のすべて、われは人に洩らさざるべし。
われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん。

わたしはすっかり忘れていました。
しかし、こうしてナイチンゲール誓詞をみてみると、今でもあの初々しい気持ちにさせられます。

「ナイチンゲール誓詞」にまつわる話

銅像
看護師なら、誰でも一度は目にしたことがあるだろうナイチンゲール誓詞。
実はナイチンゲール本人が作ったものではないというから、驚きです。

「ナイチンゲール誓詞」は、ヒポクラテスの誓い(紀元前3世紀)を元にリストラ・グレッターさんという看護学校の校長先生が作りました(1983年)。
場所はアメリカのデトロイト州にあるハーパー病院看護学校です。そう思って「ナイチンゲール誓詞」をみてみると、先輩看護師の「こんな看護師になってほしい」という願いが込められているようにも思えますよね。
ちなみに、英語ではどのように言われているかというと・・・

「ナイチンゲール誓詞」の原文
I solemnly pledge myself before God, and in the presence of this assembly,
to pass my life in purity and to practice my profession faithfuly.
I will abstain from whatever is deleterious and mischievous, and will not take or knowingly administer any harmful drug.
I will do all in my power to elevate the standard of my profession, and will hold in confidence all personal matters committed to my keeping,and all family affairs coming to my knowledge in the practice of my calling.
With loyalty will I endeavor to aid the physician in his work, and devote myself to
welfare of those committed to my care.

「ナイチンゲール誓詞」の意味って何?

ハート
これを日本語に訳したのが、わたしたちのよく知っている「ナイチンゲール誓詞」です。
しかし、英語にしても日本語にしても、その意味はわかりにくいですよね。
一度訳されたものを長年使用していることもありますし、わかりにくいというところに神秘性があったり、考えさせられるというメリットがあるのかもしれません。
あえて、この何となくわかりにくい「ナイチンゲール誓詞」を現代っぽく訳してみると・・・

「ナイチンゲール誓詞」の意味(一例)
わたしはここにいる人たちの前で神様に誓います。
わたしは純潔に過ごし、看護師として忠実にこの仕事に尽くします。
わたしは患者さんにとって毒や害のある薬は使わず(薬は正しく使用し)、悪いものだとわかっていて患者さんにすすめるようなことはしません。
わたしは看護師として日ごろから目標を高く持ち努力を惜しみません。
わたしは看護を行う上で知ったことは、人に漏らしません。
わたしは医師の診療を手助けし、患者さんのために身を捧げます。

 

様々な解釈の仕方があるので、「一例」としますが、要は「立派な看護師になります!」という意気込みのようなものです。
医療者としての守秘義務や学び続けなければいけない看護師の姿勢は、現代にも通じるところがあります。
しかし、よくよく見てみると、現代の考えにはそぐわないところもありますよね。

例えば、
「わが生涯を清く過ごし」って・・・「聖職者じゃないんだから(笑)」
「心より医師を助け」って・・・「看護は診療補助だけじゃない!」
「身を捧げん」って・・・「大げさだなぁ・・・」

なんて思ったりもします。
しかし、解釈なんて人それぞれでいいんです。法律じゃないですからね。
ちなみにわたしは、
「看護師としての気持ちを大切にして、正しいことをしましょう」という風に捉えていますよ。
あなたの「ナイチンゲール誓詞」は、心にどう響いているでしょうか。


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