「医療バラエティ」について考える

指示棒
「秋の長夜」と言われますが、自宅で過ごす「夜」を有意義に使えれば、毎日が充実した気分になりますよね。
有意義といっても、頑張りすぎても疲労の原因となるので、ほどほどが大切です。

今年の秋、わたしはパズルをやったり、好きなテレビ番組を見て過ごしています。
趣味は人それぞれですが、楽しみながらも疲れないことを重視しているわたしにとって、自宅でのんびり過ごす時間は格別です。
何かを忘れて没頭したいときは黙々とパズルをし、何か物足りないなと思うときは、思いっきり好きなテレビを見ます。
わたしは笑いの閾値が低いので、テレビをみて大笑いすることもしばしば。
そして、同じ番組を見ている人と共有して、再び大笑いをしてストレス発散しています。
ここでは詳しく語りませんが、好きな番組があるのです。欠かさず録画をしていますが、これが終わってしまうと思うだけで寂しくなります。
しかし、何かに没頭できるというだけでしあわせなのかもしれませんね。

さて、今回のテーマは「医療バラエティ」です。
テレビ番組の中でもバラエティという分野は、ニーズが高く、ドラマなどと比較して視聴率が安定しやすい傾向にあります。
中でも「医療バラエティ」は、健康に気を遣う年代にとって情報源として活用しやすく、テレビ(動画)の解説はわかりやすいので人気が高いです。
しかし、この「医療バラエティ」、過去にブームを引き起こしたものの、今では本数が減っています。

看護師と「医療バラエティ」

Q&A
医療者が「医療バラエティ」を見るかと聞かれると、あまり多くないのではないかと思います。
その理由は、「基礎知識があるため情報を欲していない」というのが大きいでしょう。
わたし自身、特別気になるものがなければ「医療バラエティ」を見ることはほぼありません。
加えて、芸能人が検査を受けて、どうのこうの言っている姿を見ても、「この検査は〇〇だからなぁ」「ここの病院は、検査のときこうしているんだぁ」などと、医療者目線で見てしまうので、自宅にいながら何となく落ち着かなくなってしまうのも、わたしだけではないと思います。

しかし、時々患者さんからこんなことを聞かれることはありませんか?

「あのテレビ番組で〇〇って言ってたんだけど、それってどういうこと?」
「昨日テレビでみたんだけどさ、アレが〇〇に効くってほんとなの?」

テレビのネタを急に持ち出されると、正直困ることってありますよね。
それが医療的な知識でカバーできるものもあれば、そうではない場合もあり、答えるのが何とも難しい場合は少なくありません。
自分の専門分野外のことも平気で聞いてくる患者さんも多いので、特に、健診分野や内科外来に勤務している人であれば「医療バラエティ」をチェックしている人は案外多いかもしれません。

「医療バラエティ」の影響力

テレビ
さて、「医療バラエティ」というとどんな番組を思い浮かべるでしょうか。

「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」
「主治医が見つかる診療所」
そのほか、様々なバラエティ番組の企画として、芸人の健康チェックやメタボチェックなどがおもしろおかしく、時に恐ろしくやっています。

しかし、これらよりも有名だったのが「発掘!あるある大事典」ではないでしょうか。

みなさんもご存じの通り、「発掘!あるある大事典」は健康ブームを巻き起こし、この番組で紹介されたものが、翌日のスーパーから消えるという現象も起きましたよね。
わたしは、当時も番組を見ていませんでしたが、「番組で取り上げられたからトマトが買えなかった」のを覚えています。
そして、「発掘!あるある大事典」にまつわる不祥事。
記憶にある人も多いと思いますが、番組で取り上げられた一部に虚偽やデータのねつ造があったということで、謝罪とともに打ち切りとなりましたね。
この一件で、情報の鵜呑みがいかに愚かなのかということを、世間に知らしめられたのではないかと思います。
この「発掘!あるある大事典」の不祥事は、「医療バラエティ」への不信感を募らせる結果となったといっても過言ではありません。
それ以来、スーパーで特定のものだけがなくなるということは見かけなくなったように思います。

一方、途中で番組名を変えた「医療バラエティ」があります。
それが、「本当は怖い家庭の医学」です。この番組も有名ですよね。
芸能人の健康チェックを行い、危険度を出していくというこの番組は、見ている方も「私は大丈夫かしら」と思わせるような演出が多数されています。
そのためなのか、2010年に「たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学」と番組名が変わっています。
必要以上に視聴者の不安を煽ることは、健康上も良くありませんし、放送倫理・番組向上機構(BPO)の面からもNGなのでしょう。

理想的な「医療バラエティ」の在り方

シニア夫婦
あまり「医療バラエティ」を見ないわたしですが、この手のものはたいてい「専門家」と称して、医療者を番組に出演させるのは知っています。
しかし、人によって治療方針や考え方が違うように、医療において答えがひとつであるとは限りません。
そのため、複数の専門家が意見交換を行うというスタイルは非常に良いと思います。

様々な角度から物事をみつめ、視聴者が自分で選んでいけるような環境を作ること。
エビデンスがしっかりしているものは根拠を持って情報提供していくことが良質な「医療バラエティ」なのではないでしょうか。
テレビ番組が世間に及ぼす影響は大きいです。
悪い影響ではなく、良い影響を与えられるような番組作りを、わたしは期待しています。


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