「ニュース断ち」という考え方

newsさていつも書いている、このコラム、基本的には「医療ニュースなど、各ニュースの感想」という前提で書いておりますが・・どうも、地方在住者の筆者にとって、首都圏発のニュースというのはピンと来ないことも多いのです。

「日本の貧困率」など、データの数字や国の政策の話ということなら解るのですが、この話から「地域がもっと関わり、貧困問題の解決」という感じの意見になると、元々人間関係がある程度、濃い地域の人間にとっては何か「ずれ」を感じてしまうんですよね。

元々、それほど地方で暮らす人たちにとって、国政レベルの出来事は、そこまで日常的ではありません。大手企業のビジネス本を読み、そこから「日本経済とは」といった話が、週刊誌などには書かれていますが、正直、そういうことは、あまり自分の生活には関係がないのです。

もちろん日本という国の一員ですから、そういうことに対して、きちんと関心を持つことは大変大事です。そして選挙に行くこと、これは今の日本国民にやれることであり、すべきことです。でも、毎日「ドラッカー」の経済本の世界に生きているわけではありません。地方には、その地方の事情があり、やらなくてはいけないこと、知らなくてはいけないことが多くあります。

80年代頃はネットもなく、国会議員が地域のためにお金を確保してくれたり、尽力してくれたりという面もあったため「中央の意見をある程度、聞く」ということが習慣としてあったように思います。しかし、そういったことが薄くなったうえに、今はネットやSNSで色々な意見や、色んな地域の話が耳に目に入ってきます。そうすると、東京発の目線の週刊誌や新聞というものが「地方を見ていない」ということが、より鮮明になり、より違和感も鮮明になってくるのです。違和感の大きな理由は「東京の考えは、国民が全員共有して当然だ」というスタンスが前提になっていることです。

解りやすい所では、国のいう「地域創生」という言葉でしょう。おそらく多くの地方が「現場を知らないのに、頭だけで会議室で考えられたこと」を押し付けられている違和感を持っていると思います。繰り返しになりますが、自分の住む国に対して関心を寄せ続け、それに対して何かしらのことを考え続けることは、とても大事です。思考停止=諦めと同じことですから。でも、なぜ国が大事なのか?自分の住む町や、大好きな人たちがそこにいるからではないでしょうか。

時々思うのですが、ニュースから縁を切った生活をするとどうなるでしょう。そうすると北朝鮮のミサイル問題などは知らないままになりますね。でも、それで困ることもないと思うのです。いっそ、世間のニュースを一切耳に入れない生活をしてみるのも、面白いかもしれません。おそらく必要なのは「ローカルニュース」くらいではないでしょうか。「国民健康保険料値上げ」のお知らせも大事ですが、解っていてもいなくても、上がることは既に決まっているのです。引き落とし時に自動的に解りますよね。

情報過多の時代、東京基準のニュースにどこか違和感を持ったり、その他、いろいろなニュースに追われたり、ということは、結構なストレスですし、そもそも必要なのだろうか、とも思います。地域医療についていえば、まずその病院のやり方がありますよね。それを知ったうえでで「もっと学んだ方がいいこと」「知りたいこと」が出てくると思うのです。またTPPのような話は、直接ニュースを見ていなくても、何となく医療分野のことは話題にのぼりますよね。そして疑問を感じた部分を調べてみる、ということでいいのではないでしょうか。

もはや、東京とそれ以外の地域の事情が違うのは、明白です。そもそも東京は「首都」です。特別な地域の事情を、全部の都市がまねようとしたり、言い分を鵜呑みにしたりしても、うまくいかないことでしょう。
「試しに一度ニュースを見ないようにしてみては?」というのは、そのことによって、今、目の前で必要なこと、また自分がやりたいことがそれによりはっきりしてくるのではないか、と思うからです。

医療機関の場合、特に大事なことは「世間の基準に合わせる」ことではなく、利用する人たちや働く人たちが、使い勝手がいい、などメリットを感じるようにすることです。そして、その課題は街や病院の数だけあるはずですよね。なまじ情報が過剰だと、そこに振り回されてしまいかねません。それよりは純粋に「どうすれば、今自分が働いている場所がベストになるだろう?」また「今は医療機関に通っていないが、今後来る可能性のある人、また健康不安を持っている人たちに対して出来ること」そういった地に足についたことを、1つ1つ丁寧に考え、目標を持ち、そこに少しずつ近づいていくことです。それには、医療機関内の話し合いや、地域との話し合いが大切になります。その足元がどうなのか、を考えるために、時には「ニュース断ち」をしてみるのもいいかもしれません。

情報というのは活用するもの、情報自体が主体ではないのです。また情報というのは無意識のうちに「看護師とはこういうもの」という前提で話を進めがち、当の看護師も無意識のうちにそう思い、常識ができます。時にニュースを見ないことで、白紙の状態から「看護師とは」ということを考えることが出来ます。まさに、新人ナースがこれですね。時々、新人ナースのような頭に、戻って見てもいいと思いますよ。


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