「おうちで看護」って知ってる?

看護師の働き方は本当に多種多様ですよね。
同じ病棟でも診療科目によって内容は全然違いますし、外来、施設、訪問看護、健診などもありますよね。
わたしのまわりでは、先日キャリアをたくさん積んだパートさんがやってきました。
いろいろな経験があるようで、施設ごとの看護師の仕事を聞くのは大変興味深いです。働き方はたくさんあっても、実際に自分で働くことができるのは限られていますからね。
情報収集をしながら、自分に合った働き方を見つけていきたいです。
看護師が働きやすい環境なら、2025年までに不足といわれている看護師も補えるのではないでしょうか。

さて、2015年に設立された「おうちで看護」というサービスがあるのを知っていますか?1週間に1時間から働けて、自給は最大4000円!
「何それ!?」と思った方は必見です。

「おうちで看護」って何?

「おうちで看護」は、登録することで訪問看護を紹介してくれるというサービスです。
「え、それなら看護師バンクや看護師転職支援サイトで訪問看護師になるのと同じじゃん」
と思うかもしれませんね。
しかし、「おうちで看護」の最大の特徴は、自宅から直接訪問看護に行けるということです。
訪問看護ステーションへの出勤の手間を省け、看護記録も自宅でできるので、合間に訪問看護ができるのです。
そのため、家庭との両立や副職として働きやすいですよね。
ちなみに、患者さんの情報はどうするかというと、自宅のパソコンやスマートフォンで見ることができます。

訪問看護
自宅→訪問看護ステーションに出勤(情報収集)→訪問看護→訪問看護ステーションに戻る(看護記録やカンファレンス)→自宅

おうちで看護
自宅(情報収集)→訪問看護→自宅(看護記録の作成)

私にもできる?おうちで看護

このようなシステムで運用されている「おうちで看護」ですが、不安もありますよね。
「私、訪問看護の経験はないんだけど・・・」
「ブランクがあっても大丈夫かなぁ」
といった不安が多いのではないでしょうか。
しかし、最初はちゃんと指導があるから大丈夫。
訪問看護ステーションの先輩たちと一緒にはじめるので、未経験やブランクがある方でも安心です。

登録はLink of smilesのホームページから入力するだけで簡単に行えます。
その後電話で簡単な面接を行い、マッチした訪問看護ステーションと契約します。

訪問看護と需要

自宅から直接訪問看護に行けると、身軽に動けそうですよね。
しかしこのシステム、残念ながら全国の看護師が参加できるほど普及はしていません。
こういったシステムが広がっていくことで、看護師不足が解消されると良いですね。

訪問看護についてはこちらの記事(「被災地における医療の在り方を考える」の記事)でも述べましたが、需要が増えつつある分野です。
内閣府による調査では、治る見込みのない病気になった場合どこで最期を迎えたいかという質問に対して、「自宅」と答えたのが最多の54.6%でした(2012年)。
自分に置き換えるとどうでしょうか。みなさんはどこで最期を迎えたいですか?
人それぞれかもしれませんが、自宅で痛みや苦痛のコントロールができて、愛しい家族に見守られながら最期を迎えたいという人は多いのではないでしょうか。
確かに、在宅は家族への負担など気兼ねする部分もあります。
しかし、訪問看護や介護などの社会資源を使って負担が減らせるのなら、病院などの施設より在宅を選ぶ人は多いでしょう。

しかし、訪問看護の人手は全国的に足りていません。
今の世の中には、いわゆる「在宅看護難民」と呼ばれる方は30万人いらっしゃいます。全体的に看護師不足がうたわれていますが、訪問看護の分野でも同じです。
一方、看護師にとっては、訪問看護に興味があっても、実務経験があること、車の免許を持っていることなども条件となりますから、他の分野と比べると狭き門であることは間違いありません。
新卒の看護師をたくさん入れられる病院と違って、看護師不足はより深刻です。
さらに、結婚や出産、子育てなどの理由から非常勤で働きたいという看護師は多いですが、訪問看護では非常勤での働き口が少ないというのも訪問看護師が不足している理由のひとつです。
ちなみに、看護協会による2012年の調査では、結婚や出産を機に離職した看護師が、非常勤や臨時雇用を希望するのは全体の約45.7%です。
約半数という結果ですが、働きながら家事や育児をしなければいけないのは大変ですよね。男女平等、共働きの時代といわれていますが、男性の協力あってこそではないでしょうか。

話を戻しますが、訪問看護を希望する人がいても人員不足のために利用をお断りするケースは意外と多く、2006年の全国訪問看護事業協会調べでは訪問看護ステーションのおよそ4割だという結果がでています。
訪問看護を必要としている人が利用できないのは、死活問題ですよね。
今、看護師資格を持ちながら働いていない潜在看護師がおよそ70万人いるといわれています。
このような人たちが看護師として復帰できるような環境、システム、社会が整っていくことを期待したいところです。

「おうちで看護」のように看護師の働きやすい環境、利用者さんのニーズに合ったスタイルが、どんどん発案されていくと良いですね。


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