駆血でこんなに違う!?~駆血と血管怒張にまつわる話~

blood■実は大事な駆血

血管注射をする際、一番はじめにするのは、駆血ですよね。
何気なくやっているこの行為、実はとっても大切です。筆者が新人のとき、大先輩に「注射で大事なのは駆血だよ」といわれました。そのときは「注射の腕って、針を入れるところじゃないの???」と思ったものですが、今ではその意味がわかります。駆血によって血管の浮き出方が全く違ってくるからです。

いくら血管を探しても見つからなかった腕でも、大先輩が駆血するとふっくら浮き出てきたときには、不思議でたまりませんでした。しかし、そのトリックは駆血にあったのです。

■駆血の原理とありがちなミス

まずは駆血の原理からおさらいしておきましょう。
穿刺部位から5cm程中枢(心臓に近い方)を駆血帯で縛ります。
目的は、血管注射をしやすくするのに、血管を怒張させることですよね。

ここで大切なのは、静脈の流れを止めることと動脈は駆血させないことです。
動脈からの血液供給を遮らず、静脈だけを駆血させることによって血液がたまり、血管が浮き出るという仕組みです。当たり前のことですが、忘れがちなことでもあります。

血管がでないからといってぎゅーっと締めすぎてはいませんか?
動脈まで締めてしまっては、でるものもでなくなってしまいますから力加減が重要です。ただし、患者さんの腕によって力の入れ具合、血管が浮き出る適度な力加減は違います。

つまり、痩せてて皮下脂肪が少ない患者さんの場合は強く力を入れすぎると動脈まで駆血されるので、力を入れすぎないのがポイント。反対に、皮下脂肪が多くてむちむちの腕は強めに縛らないと皮下脂肪がクッションになって静脈をうまく駆血できなくなるので、少し強めに縛ると良いです。

このように患者さんに合わせた駆血の仕方を工夫することで、見つからなかった血管が見つかりやすくなります。

<まとめ>

・患者さんに合わせた力加減で駆血しよう。
・皮下脂肪が少ない患者さんは緩めに!
・皮下脂肪が多い患者さんは強めに!

ポイントは動脈の供給を断たずに静脈だけを駆血すること!

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