手足口病が大流行!日本各地で急増中!

乳幼児 手足口病

先日、梅雨明けが発表されて本格的な夏が到来しました。皆様、体調管理はいかがでしょうか?
連日続く猛暑日に、通勤の時間からどっと疲れを感じてしまいます。
疲労が重なると、免疫力も落ちるので何とかキープしていきたいものですね。

そんな中、先日、東京都は手足口病の患者報告数が警報基準を超えたと発表しました。
また、西日本でも驚異的に患者数が増えていると報告されています。
手足口病はヘルパンギーナ、咽頭結膜熱(プール熱)に並ぶ夏の代表的な感染症で、小児を中心に流行します。
この時期、保育園や幼稚園で働く看護師の皆さんはヒヤヒヤされているのではないでしょうか?
また、子育て奮闘中の看護師の皆さんも、流行状況は気になりますよね。手足口病はいうまでもなく、成人も感染するので注意が必要です。
昨年、私の知人看護師も自分のお子さんからうつってお休みする羽目に……。
復帰早々の一言目が「熱もだけど、口が痛くてごはんたべられない」。片手に持っていた常温のペットボトルが、刺激を減らそうとしているのを物語っていました。

手足口病とは

発疹 痒み
手足口病はエンテロウイルスとコクサッキーウイルスによる感染症で、種類が複数あるため何度も罹患する可能性があります。
感染経路は飛沫感染、接触感染が主で、潜伏期間は3~6日といわれており、次のような症状がでます。

・口腔粘膜や手掌、足底、足背に水疱性発疹
・1~3日間の発熱
・コクサッキーウイルスA6型に罹患した場合、発疹や発熱といった症状消失後、爪が脱落するケースもある(自然治癒する)

治療に関しては特効薬がないため、基本的には対症療法となります。
口腔内の水疱がつぶれ、口内炎が広がり痛みを伴います。
ただでさえ気温の上昇により発汗が増える夏の時期なのに、痛みで飲食が難しくなるためさらに脱水の危険性は高まるので、予防的な対応が必要です。
口内炎が悪化しているときの食事はいうまでもなく「薄味・柔らかい・水分をおおく含んだ」刺激の少ないものが食べやすいです。

また、併せて少量でも栄養価の高いものが望ましいと思います。
具体的には卵粥、煮込みうどんのような炭水化物とタンパク質を同時に摂りやすいものがあげられます。
また、バナナやアボカドのような滑らかな口当たりでエネルギー量の高い果物、ゼリーのような喉ごしがよいものもいいでしょう。
ごく稀に髄膜炎の合併も報告されており、とくに小児の場合は高熱や意識レベル等の動向に注意深い観察が必要です。

感染予防策は?

手洗い 感染対策
さて、この手足口病の感染対策はどのように行っていけばよいのでしょうか。
先述したとおり、感染経路は飛沫感染と接触感染なので、スタンダードプリコーション(標準予防策)が有効なのです。
一患者、一処置毎の手洗いが必須なのは勿論ですが、患者の体液に触れるような可能性がある場合は、手袋、マスクやゴーグル、さらに必要に応じてフェイスシールドや防水機能つきガウンを着用することにより防護していきます。

それだけでなく、手足口病の場合にはひとつポイントがあります。
原因ウイルスとなっているエンテロウイルス、コクサッキーウイルスは、それぞれノンエンベロープウイルスのため、アルコール消毒が効きにくいのです。
エンベロープとはウイルスが持つ脂質性の細胞膜のことです。エンベロープを持つウイルスは、アルコールによってこの膜が壊れることで死活します。代表的なものでは、ヘルペスウイルスやインフルエンザウイルス等がこれにあたります。それに対し、ノンエンベロープ=エンベロープを持たないウイルスは膜が元々ないためアルコールによる影響を受けにくいのです。
ノロウイルス、ロタウイルスのような手を介して口から入り、腸管に感染するウイルスは胃液や腸液に抵抗できるのはそのためです。

感染対策として確実な手洗い、防御をすることはもちろんですが、環境整備も必要となります。
その際にはアルコール消毒ではなく、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が必要です。幼稚園や保育園ではドアノブ、トイレだけでなくおもちゃひとつずつも消毒液で清拭する等の対策をとられるところも増えています。
近年は冬にノロウイルスの流行もあるため、こういった環境整備の対策は世間にも広く知られるようになってきたと思います。
医療機関では食器も分別する等の対策を取り入れているところが多いのではないでしょうか。
ただ、次亜塩素酸ナトリウムは直接人間の肌にはつけられません。
そのため、手指消毒用にも使え、ノンエンベロープウイルスにも効果が高い消毒薬として酸性アルコール消毒薬も最近出てきました。
コクサッキーウイルスやエンテロウイルスは糞便に混ざって排出されるので、おむつ交換のような排泄処理を行ったあとには、念入りな手洗いを行った上、このような消毒薬を使うことも効果があるでしょう。

夏 プール 家族
国立感染症研究所の発表によると、今年7月9日までの1週間で全国の約3000の小児科医療機関から報告された患者数は1万8151人。前週から約7000人を超える勢いで増加しています。
この10年間で最も流行した平成23年に次ぐ流行状況と言われています。

毎年7月をピークに10月頃まで流行すると言われる手足口病。まだまだ警戒が必要そうです。
しっかりと感染対策を行いながら、体力を維持してこの夏を乗り切りたいですね。


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