勤務体験談66-呼吸器内科

今回は、smileさん(36才)に呼吸器内科について体験談をお話いただきました。


とらみ:「こんにちは。今日はよろしくお願いします。smileさんは新卒で配属されたのが呼吸器内科だったと伺っていますが、ご自身の希望だったのでしょうか?」

smileさん:「こんにちは。色々やってみたいことはありましたが、呼吸器内科を特に希望したわけではありません。総合病院常に就職するのがその後の進路や職業選択に幅が出ると当時の看護学校の担任の先生に言われたことが決め手で総合病院に就職し、研修後に呼吸器内科への配属が決まったんです。自分の希望する科も聞かれましたが、希望通りになる人は少なかったです。」

とらみ:「最初から自分の希望通りの科に配属になる、というわけにはいかないですね。呼吸器内科ではどういった患者さんが多いのですか?」

smileさん「患者様は原発または転移性の肺がん患者様が圧倒的に多く、肺気腫や間質性肺炎など呼吸器疾患でも重症度の高い症例が多かったと思います。気管支喘息や気胸での入院は稀でした。肺がんの患者様が多かったことから、ターミナル期の看護や痛みの軽減に焦点を当てた看護が主で積極的な治療や最先端の機器を用いたICUなどでの治療とはかけ離れたものがあったと思います。看護師の編成は卒後数年の若年層から中間層、ベテラン層まで満遍なく在籍しており割合もそれぞれ同じくらいで、指導を受ける上でもとても良い環境にあったと思います。」

とらみ:「様々な年齢層の看護師と働けるのは、いい勉強になりますね。」

smileさん「そうですね。他の科の友人が遅くまで残業しているのに比べ、呼吸器内科では残業はほとんどありませんでした。忙しさにムラがあって、呼吸器疾患は感染等で冬に急性増悪することが多いので、冬場は休憩が取れないほど忙しいこともありましたが、春から夏にかけては病棟は落ち着いていることが多かったです。」

とらみ:「仕事をするうえで難しいと感じる点はどんなところでしょうか?」

smileさん「肺がんの患者様が多く、死亡率が病院で一番高かったので、信頼関係が築けた患者様との別れは辛かったですね。内科病棟ですのでOPE管理もなかったですし、積極的な治療は少ない方でしたので、緩和ケアやターミナルサポートをしたい人には良いと思いますが、積極的な治療や技術、スキルを磨きたい場合は辛いと思います。」

とらみ:「呼吸器内科では、具体的にはどういった業務内容をするのでしょうか?」

smileさん「私が勤めていた病院では、がん疑いで入院してきた患者様の検査から肺がんのタイプが診断されて手術が可能かどうかを決める場所でした。可能と診断された場合は外科へ転科して手術をした後、戻ってきて化学療法、放射線療法を主に行います。手術が無理な患者様はそのまま化学療法、放射線療法です。化学療法、放射線療法の最中は病態を調べるためにX-PやCTを撮りますので一人で動けない患者様には車椅子での送り迎えもしていました。平日の午前中は毎日のように気管支鏡の検査があり助手さんの人数も少ないので検査介助も病棟ナースの役割でした。溜まった胸水を抜くなど処置の介助も多くありました。」

とらみ:「がんは再発で入退院を繰り返す方も多いですね。時には当たられる事もあるかと思いますが・・・」

smileさん:「そうですね。少しずつ悪くなっていくのを見守りながら辛い時期を一緒に過ごすので、患者と看護師の信頼関係は絶大なものがあり、その後亡くなるまで当科での看護を希望される患者様も多くいらっしゃるので、やりがいは感じますが、やはり亡くなられるのは辛いですね。」

とらみ:「看護師という職業上、人の生死に直面することが多いので、気持ちをどのように切り替えて仕事にあたるかは大切ですね。今日は貴重なお話をありがとうございました。」

smileさん:「ありがとうございました。」


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関連資格:慢性呼吸器疾患看護認定看護師

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