勤務体験談59-産婦人科

今回は、ちかごんさん(31才)に産婦人科について体験談をお話いただきました。


とらみ:「こんにちは。今日はよろしくお願いします。産婦人科と言えば『お産』というイメージが強いですね。実際は女性特有の疾患の検査・治療、不妊治療、出産、新生児のお世話など、沢山の業務がありますが、実際はどういった科ですか?」

ちかごんさん:「こんにちは。産婦人科は女性特有の科であり、羞恥心を伴う診療のある科です。赤ちゃんが生まれるだけの輝かしい職場とはイメージが少し異なるかもしれません。
女性のデリケートな部分のトラブルを扱う科目ですので、患者さんへの配慮がとても重要になってきます。きめ細かな対応が求められますので、常に気を利かせて丁寧に対応していかなければいけなく、とても神経を使う科です。」

とらみ:「そうですね。デリケートな部分を扱う分、コミュニケーション力や対応力を要求される難しい部分がありますね。産科と婦人科に分かれている場合もありますが、業務内容としてはどんなかんじでしょうか?」

ちかごんさん「産科では妊婦さんのケアを行うばかりではなく、産後のお母さん(経産婦さん)と共に新生児の赤ちゃんのお世話も行います。胎児の命に関わる緊急帝王切開では、とても緊迫した状態になりますし、同時にてきぱき行動しなければならず、バイタルサインの測定から器械出しまで、多方面の知識を十分に自分の中に得ておく必要があります。
また、なかなか分娩が進まない場合は分娩誘発剤を使うこともあります。とにかく母子共に命に直結することが多い科目ですので、五感をフルに働かせて業務にあたる必要があります。」

とらみ:「お産は家族も関わってきますので、家族に対する精神的ケアも必要ですね。
また、出産後に赤ちゃんやお母さんが亡くなるケースもありますし、死産に立ち会うこともありますから、精神面を強く持つ必要もありますね。」

ちかごんさん「そうですね。ショックを受け、その後の業務に支障が出るなどということがないよう、精神面を強く持つ必要があります。」

とらみ:「婦人科の場合はどうでしょうか?」

ちかごんさん:「婦人科では女性特有の様々な疾患に対する治療の科目です。医師が男性の場合はトラブル防止のため、患者さんが拒否しない限り診察室に常に一緒にいる必要があります。患者さんの中には「いやらしい診察をされた」と騒ぎ立てる人もいらっしゃるためです。また、女性の尊厳に関わる疾患を告げられる場合がありますが、患者さんは呆然としてしまい、医師の説明が耳に入らなかったりすることもあります。その際、患者さんが分かりやすいように丁寧に説明することも必要です。」

とらみ:「婦人科では不妊治療なども行いますから、とてもデリケートな質問をする必要がありますね。患者さんが答えやすいようにフォローするなど、とにかく患者さんや同席のご家族(パートナーなど)に対する精神的な配慮がとても重要になりますね。」

ちかごんさん:「産婦人科、特に産科は命の誕生に立ち会うことが出来るとてもやりがいのある仕事ではありますが、その分、新しい命の重みもある科目です。望んでもなかなか授からない患者さんがいる一方、中絶をする方もいます。楽しいことばかりではないということを理解してほしいと思います。」

とらみ:「そうですね。命が生まれるという、他の科目にはない喜びをわかちあえる場所でもある反面、理不尽さであったり、無力感を感じる場面も多い科であるといえるのかもしれません。今日は貴重なお話をありがとうございました。」

ちかごんさん:「ありがとうございました。」


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